まるごと君クロス21

「まるごと君クロス21」は、マークシートの読み取り機能と読み取られたマークシートの集計機能が搭載されたソフトウェアです。読み取ったマークシートのデータに対してクロス集計を実行でき、結果がテキストファイルで出力できます。アンケートなどのデータを確認しやすくなり、フィードバックをもとにさまざまな活用が可能です。専用のOMR機器との接続も、シリアルポートを介するだけなので簡単です。

「まるごと君クロス21」の料金

費用	まるごと君クロス21（バージョン多数あり）：198,000円～351,780円 ※使用中のOMR機器によって価格が変動します。

「まるごと君クロス21」の特徴

アンケートに特化した機能性

「まるごと君クロス21」を手掛ける株式会社教育ソフトウェアは、異なる用途に応じてマークシート採点・集計の為のソフトウェアを数多くラインナップしています。「まるごと君クロス21」は、アンケート集計に特化したソフトウェアです。

クロス集計などであれば、他ソフトウェアを開くことなく「まるごと君クロス21」だけで対応できるという点に加えて、集計データはテキストファイル形式での出力もできます。エクセル形式での出力にも対応するため、集計データの管理や編集をシンプルに進められるのが「まるごと君クロス21」の大きな特徴です。

操作も簡単で、マークシートの読み取りはボタン一つで簡単に行えます。読み取られた値や読み取り時にエラーが発生すれば一覧ですぐに表示されるため、読み取り結果の把握や対応も簡単です。

多様なマークシートのフォーマットに標準で対応する柔軟な設計

「まるごと君クロス21」は多数の機能を持ち、さまざまな項目で自由に設定できます。シートサイズやマーク間隔など、マークシートの用紙全般に関する設定であれば変更でき、マークシートの読み取り箇所を画面上をドラッグするだけで扱える手軽さが魅力です。

マークシートのレイアウトに関する設定も自由に変更することが出来るため、既製品のマークシートはもちろんのこと、特注のマークシートの読み取り・集計にも、ソフトウェアの特別なカスタマイズを必要とすることなく柔軟に対応します。また、マークシートの読み取り順序や出力する値、エラー発生時の処理なども自由に設定可能です。

状況に合わせてソフトウェアのカスタマイズサービスが可能

上記のように「まるごと君クロス21」は柔軟なセッティングができるソフトウェアですが、既存のソフトウェアの設定で不足を感じる場合には、専門スタッフが要望を丁寧にヒアリング。必要に応じてソフトウェアをカスタマイズするサービスも用意しています。カスタマイズに対応するオプションは、

マスターチェック機能：事前に「まるごと君クロス21」に番号を登録しておき、まるごと君クロス21が読み取ったマークシート上の番号と登録した番号とで照合を行います。
カナ変換機能：ローマ字を自動で全角カタカナに変更する機能です。例えば、ローマ字をマーキングするシート上で「K」と「A」がマーキングされている場合、「カ」の文字を読み取り結果としてテキストファイルに自動で出力します。マークシート参加者の氏名入力が必要な場合に対応したオプションです。
足し算機能：1つの読み取り枠内でマーキングされた数字を加算し、加算された後の数字を読み取り結果として、テキストファイルへ出力します。
簡単操作へ変更：操作ミスを減らし、マークシート読み取り業務を簡単なものにするために、ソフトウェアのインタフェースを簡易版に変更します。不特定多数の作業者が使用するような場合に対応したオプションです。
マルチレイアウトオプション：異なるレイアウトのマークシートが混在している場合には、マルチレイアウトオプションを設定することができます。教科別で複数の異なるマークシートを読み取る必要がある場合、1種類ずつに振り分けてから個別に読み取る手間を省略して効率化。読み取られた結果は、1つのファイルへの出力・別々のファイルに出力と自由に選択できます。各マークシートの読み取り順序を指定し、指定した順番通りに読み取りが行われているかどうかのチェックを行うことも可能です。※このオプションを設定する場合、予めマークシートにIDマークをデザインする必要があります。
バーコードセンサオプション：バーコードセンサオプションを設定すると、印刷またはシールで貼られたバーコードをマークと同時に読み取れます。授業コード、受験番号、所属コードなどをバーコード化したものをデータ化します。記入ミスを特に防ぎたい場合に対応している機能です。

など、さまざまなオプションが用意されています。

マークシート読取ソフト料金表をチェック

「まるごと君クロス21」の導入事例

イベント会場のインフラが十分に整っていない場合も、マークシートによる集計が活躍できます。

株式会社教育ソフトウェア社が手掛けるOMR機器と専用のソフトウェアからなるパッケージは

「株主総会での議案集計」
「イベント時の会場での当日アンケート」
「スタンプラリーの集計」
「クイズ番組の予選選考」
「企業内研修イベントでの会場集計」
「ボーリング場でのスコア集計」
「選挙集計」
「飲食店でのお客様アンケート」
「ホテルでの宿泊客満足度調査」
「ツアー参加者への現地アンケート」

など、多岐にわたる場面での豊富な導入実績があります。

具体的な「まるごと君クロス21」の導入事例と口コミ評判

亜細亜大学国際関係学部

・導入の背景

自分の講義に出席している学生が、どの程度まで知識を身に付けたかを簡易的に確認したい、という理由で運用を始めました。3・4年生で学ぶ専門的な科目の前提知識として、どうしても身に付けてほしい内容なのですが、マークシートでも十分に理解度を確認できることから、私は積極的に活用しています。
ちなみに私が個人的にシステムを導入して運用しているのではなく、必要な教員がセルフで使用できるようにと、大学が導入しているものです。

・効果

マークシートシステムを導入して確認テストを行うようになって以降、相変わらず問題作りは大変なのですが、採点業務は格段に楽になりましたね。採点自体もスピード化されるので、結果をすぐに学生に返却できるという意味では、学生にとっても良いことだと思います。
マークシートで理解度がどこまで確認できるのか、という疑問の声があるかもしれませんが、基礎知識の定着を確認する場合には、むしろマークシートが最適だと思いますよ。マークシートだからと言って簡単だ、ということもありませんし。

また、特定のテーマに関する学生全体の傾向を簡単に出力できるので、生徒の理解度はもちろんのこと、自分の授業の偏りも分かります。講義での説明が不十分だったところがはっきり分かる、ということですね。

結果をExcelに落とし込んで、メールに添付して生徒に送ることができたり、年間のテスト結果を合算して成績評価に役立てたりなど、今では自分の講義には欠かせないツールになっています。

官公庁

・導入の背景

管轄している試験のシステム保守が切れてしまうことから、時間の試験からアウトソーシングに切り替えることを検討していました。ただし、官公庁が行う試験なので、特に気密性は重要。もちろん解答用紙を持ち出すことはできないので、現地に来てサポートしてくれるシステムを探していました。
加えて、試験結果を即日知ることができて、機器トラブルなどに対するバックアップ体制もしっかりしているシステムが理想でした。
そのような中、私どもの入札参加資格を持った登録業者の中から、理想にマッチした業者として株式会社教育ソフトウェアさんを見つけた、という経緯です。
採点作業の流れや項目ごとの費用見積もりが明確で分かりやすかったこともあり、教育ソフトウェアさんと契約することとしました。

・導入の効果

丁寧で親切な対応をしてくださったおかげもあり、試験に関連する業務が大幅に効率化されましたね。教育ソフトウェアさんは、私どものオフィスからは遠方にある会社なのですが、営業担当者のほかにも管理担当者を付けてくださったので、営業担当者が不在のときでも問題がスムーズに解決されました。
遠方の会社ということを、まったく感じなかったですね。
また、実際に採点処理をする際には、私どものオフィスまで来訪してくださり、その場で色々とサポートしてくださったのも助かりました。
専門的な視点から、隠れている問題点を発見していただいたことなども含め、プロのコンサルタントの来訪を心強く感じたものです。

学校法人ソニー学園湘北短期大学

・導入の背景

授業評価アンケートの作業効率化やコスト削減のために、教育ソフトウェアさんのシステムを導入しました。
以前から授業評価アンケートではマークシート方式にしていたのですが、アウトソーシングを利用していたこともあって、費用がネックでした。
本学は短大なので予算も限られているし、担当者も多忙です。より低コストで手間なく導入できるマークシートシステムを探しているとき、教育ソフトウェアさんからDMが届いて、全面的にシステムを乗り換える方法へと進みました。
授業評価アンケートについては、当初はwebアンケート形式も選択肢にあったのですが、実際にはパソコンの苦手な生徒も少なくありません。
でもマークシート方式なら、ほとんどの学生が高校時代から慣れているので、webアンケート方式は選択肢から除外されました。

・導入の効果

実は教育ソフトウェアさんの製品は10年前から使わせていただいていたのですが、以前の機種に比べると、今回導入した機種は格段に進化していて驚きましたね。
最初の通信設定が手間だと思っていたのですが、新しい機種はUSBで接続するだけで終わり。処理スピードも格段に早くなって、まとめてたくさんのマークシートをセットできるようにもなりました。
今では、授業評価アンケートのほかにも、オープンキャンパスアンケートや履修登録時のオリエンテーションにも活用しています。帳票にオリジナリティを加えることもできるので、自由にマークシートを作りたい先生方からも好評です。