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記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
2023/5/8時点、Google検索で「マークシート 導入」と調べ、検索結果に表示された上位50社を選出。
【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。
目的別!マークシート導入事例
マークシートと聞いて、誰しもが真っ先に思い浮かぶのがテストや試験、続いて各種のアンケートなどでしょう。しかし、マークシートを活用できるのは、それらだけではありません。出席管理やテストやアンケートの集計をもとにした分析まで、今ではマークシートを活用することで、より簡単に手間なく行えるようになっているのです。
採点・集計編

Q.主な導入目的は?
- 採点・集計時間の短縮
- テスト結果の分析
- フィードバックの効率化
- 採点スタッフの人件費削減
- 採点集計ミスの対策
導入事例リスト
大学の導入事例
1,000枚以上のテスト採点・アンケート集計が数時間で終わるようになった事例をご紹介しています。
高校の導入事例
採点ミスが許されない高校入試やセンター試験対策でマークシートが大活躍した事例をご紹介します。
中学校の導入事例を見る
マークシートを使ったアンケートを導入したところ、教員・保護者・生徒の課題を解決できているようです。
小学校の導入事例を見る
小テストの採点や校内コンテストの審査がスムーズになった小学校の事例をご紹介。
塾の導入事例を見る
有名高校・大学合格者を増やすためにも、塾生をマークシートに慣れさせると良いでしょう。
社内検定・試験の事例
独自のコンテストや検定を行っている企業のマークシート導入事例をまとめています。
公的試験・検定の事例
車やバイクの運転免許試験をはじめ、マークシートが役立った事例をご紹介。
官公庁の導入事例
官公庁が実施している試験・審査において、マークシートが導入された事例です。
テスト採点における導入事例を見る
テスト作成・採点・分析がラクになって、フィードバックに時間を割けるようになった先生たちの声をまとめています。
アンケート編

Q.主な導入目的は?
- アンケート集計時間の短縮
- 卒業生アンケート
- 顧客満足度調査
- アンケート用紙作成のコスト削減
- アンケートデータ管理の簡略化
- 商品・サービスの課題抽出
個人情報管理編

Q.主な導入目的は?
- 社員番号や勤務時間の管理
- 学籍番号や進路調査表の管理
- 受験者情報の管理
- 筆跡確認による代理出席防止
- 出席管理の簡略化
- 出席情報転記ミスの対策
導入事例リスト
個人情報管理に関する導入事例を見る
学校や会社、検定試験運営団体や病院など、定期的に個人情報を収集・管理している施設のマークシート導入事例です。
出席管理の導入事例を見る
代返で授業をサボる学生が多い大学のマークシート導入事例をご紹介。100人規模の出欠管理がラクになった、成績管理がしやすくなったなどの声があがっています。
病院・ストレスチェック編

Q.主な導入目的は?
- 健康診断の問診票
- 病気の研究調査
- 患者の満足度調査
- 医療スタッフの適正検査
- ストレスチェックの簡略化
導入事例リスト
病院のマークシート事例
人手不足が深刻化している医療現場で、医師や看護師の仕事をサポートしているマークシートの事例をご紹介しています。
ストレスチェックの事例
厚生労働省によって2015年から義務化されているストレスチェックのために、マークシートを導入した企業の事例をご紹介。
初心者のためのマークシートサービス一覧
便利でメリットの多いマークシートを、いざ利用したいとなった時、なにをどうすればいいのか分からないという方も少なくないことでしょう。マークシートのサービスを提供している会社が行ってくれるのは大きく分けると4つ。それぞれについて見ていきましょう。
用紙作成
マークシートで集計などを行うには、まず用紙を作成しなければなりません。業者によっては、依頼案件の内容に応じ専用のものを制作する方式ですが、その一方で、汎用品を利用する方法もあります。アンケートや、各種試験、出席管理など、あらゆる汎用用紙を取り揃えているメーカーもありますので、まずはそうした所に当たってみるのがよいでしょう。
オリジナルのマークシートを作れる会社は? >
読み取り機
大きく分けるとOMRとスキャナになります。OMRとは簡単に言えば、マークシートを読み取るための専用機器。スキャナは書類などを光学センサで読み取り、コンピュータに画像データとして取り込む装置のことです。スキャナは読み取り精度に劣ると言われてきましたが、近年精度も上がり、手軽に使えるところから注目を浴びています。
マークシート読み取り機が最も安い会社は? >
ソフト・システム
簡単に言えば、専用の用紙や読み取り機器が不要のソフトウェアのことです。これを使うことによって一般的なプリント用紙やパソコン、複合機、スキャナなどでマークシートを実施できます。普段からオフィスなどで使用しているパソコンやプリント用紙、複合機またはスキャナを利用することで、マークシートの実践ができるというしくみとして、近年注目されています。
マークシートの無料ソフトを提供している会社は? >
業務委託
ズバリ、用紙の作成から、集計・データ化までをアウトソーシングしてしまうやり方です。試験やアンケートは、規模が大きくなればなるほど、時間と手間が比例して必要になるものです。本業にさしつかえがある、結果の正確性に不安がある、といった場合は「餅は餅屋」のことわざ通り、その道の専門家に依頼するのがよいでしょう。
マークシートの作成から発注まで委託してくれる会社は? >
はじめてのマークシート導入
Q&A
マークシートを導入したくても、分からないことがいっぱいありますよね?ここではマークシートを導入するにあたって最低限知っておきたい情報をまとめてます。導入を検討している方は参考にしてみてはいかがでしょう?
- Q
OMRって?
使い方は?
- マークシートの読み取り専用機器のこと。精度が高い反面、コストも高くなります。近年は、より感化スキャナの読み取り精度が上がっているため、その点を踏まえた選択が重要です。
- Q
会社選びの
コツは?
- まずは、ご自身の会社が、マークシートを使用する目的と求める条件をしっかりと見極め、その上で、それに適した会社はどこかという観点で会社選びをすることが賢明です。
- Q
必要な機器は?
- IT化が進んだ現在では、パソコンやスキャナ、複合機など普段使っているOA機器類にソフトなどを組み合わせれば、マークシートは自社内のシステムとして行うことができます。
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マークシート作成会社一覧
マークシートの会社選びには、自社がどのような方式を必要としているのを明確にした上で、その方式に対応してくれる会社なのかどうか、その上でコストはどうなのかといったことを総合的に判断することが重要。各社にどのような特色があるのかを知っておいてください。
専用の用紙さえ購入すれば、ソフト代金やサポート料金が基本無料というのが特徴。カラー読み取り・JPEG保存が可能なスキャナさえあれば、どなたでもすぐに手軽にご利用できます。
マークシート専用機の「OMR」を使用することにこだわりを持っている会社です。有名国立大学・私立大学を筆頭に、高等学校から小中学校などの現場で活用されています。
書類データの電子化やECサイト構築などのビジネスソリューションの専門会社。読み取り機やソフトの提供はしておらず、用紙作成の代金と読み取り集計の代金がセットのアウトソーシング方式です。
一般的なプリント用紙にマークシート向けの書式を印刷し、既存のスキャナや複合機などとパソコンを組み合わせることで、マークシートが実践可能なソフト・システムを提供しています。
各種のアウトソーシングや、アプリやソフトの開発、商業印刷物までを幅広く手がけ、それらのノウハウをマークシートにも活用。用紙作成から集計のアウトソーシングまでワンストップで依頼可能。
一般的なパソコンやプリンター、スキャナでマークシートの作成から集計・分析までを実践できるソフト・システムを提供しています。マークシートの知識がなくても簡単に始められます。
専用のマークシート用紙や専用の読み取り機器を使用せず、一般的なパソコンやスキャナ、プリント用紙を用いてより安価に、マークシートを実践できるソフト・システムを提供しています。
用紙作成と集計・データ化のアウトソーシングに特化しており、さらには、小学校から大学まで、教育機関が実施するテストや試験、学校評価などを専門的に行っているという特色があります。
既存のパソコンやスキャナ、複合機、プリンターなどを組み合わせ、マークシートの作成から採点までを実践できる「マークシート読取君3」というソフトを手がけている会社です。
各種のITソリューションを提供する会社で、「マークシートOMRソリューション」と題して、自社内にマークシートシステムを構築したい依頼者に向け、マークシートのソフト・システムを供給しています。
社名の通り印刷が本業。マークシートに関しては、読み取り機やソフトなどは手がけておらず、発注した用紙にて試験や調査、アンケートなどを行い、その集計もアウトソーシングで依頼する方式です。
マークシートに関連する業務をひと通り対応しており、用紙作成から読み取り作業までをアウトソーシングしたい場合も、自社内に読み取りシステムを構築したいケースにも対応してもらえます。
用紙作成から集計作業のアウトソーシングまでをワンストップで対応。またOMR機器の販売も手がけており、自社内にマークシートの読み取りシステムを構築したいという場合にも対応しています。
セコニックのOMRは、高精度センサを装備しています。マーク専用に開発した読み取りセンサでマーク濃度を16段階で識別し、予め設定した感度に従って読み取りを行うため正確なデータが出力されます。作業者の確認修正作業時間と手間を大幅に低減します。
精度と導入のしやすさを重視した、JCC独自開発のマークシートによる自動処理を行います。受発注処理の全自動化や報告処理の全自動化に対応し、各種試験の採点処理などで利用されています。
システムハウスハイネが開発した自動採点システムは、大学入試センター試験・公務員試験・医療関係の国家試験などマークシートを利用した試験対策用の校内模試などに適しています。
試験運営に必要な業界専門のシステムをパッケージ化しており、カスタマイズに強い革新的なライブラリを独自に構築しています。低価格かつスピーディに実現することが可能です。
マークシート到着からデータ納品まで48時間で完了します。レポートはグラフや図解でわかりやすく報告し、エラーを改善した精度の高いデータを納品しています。
リサーチワークスではOMR読取に定評のあるSEKONIC SR-3500 HYBRID を導入しています。用意されたマークシートについても、使用機械に対応した用紙であればデータ処理が可能です。
原稿の指定にしたがい、文章や図表などをページに配置していく「組版」の専門会社である日本フィニッシュは、マークシートについての事業も展開しています。
入力作業専門の部門が、最終的な集計内容に適したレイアウトでのデータ作成を行います。複数社間でデータのやりとりを行う場合に比べ、作業期間を短縮することが可能です。
試験結果の入力、チェック及び各種資料作成のアウトソーシングを行います。高速マークシート読取機により、短期間で大量の読取が可能。各種正解パターンの採点も行います。
試験結果の入力、チェック及び各種資料作成のアウトソーシングを行います。マークカードOMRは全てPCS値を測定し出荷いたします。品質管理も徹底し読込精度も高いです。
複合機単体でマークシートの作成から採点、成績表のレポート作成まで可能です。面倒なテスト作成、採点作業を行います。専用のマークシート用紙が不要なため、コスト削減にも効果的です。
マークシート1枚あたり50円。要望に応じたマークシート版下作成、印刷、読取、集計までワンストップで対応します。保管サービスもあるため、必要な時に必要な分のマークシートを送付することも可能です
実施したテストの性質を把握して受験者の能力を正しく理解するために、各種資格試験運営団体や教育機関、教育サービス会社様などさまざまなテスト事業者の方に向けて、テストの分析業務を行います。
集計作業にかかる時間の短縮やコスト削減が可能。既存の高コストなマークシートを見直し、低コスト化の提案も行います。試験問題の印刷、マークシートと合わせて全国発送から回収、読み取り、集計まで一括対応します。
常にお客様目線で仕事のコンセプトをとらえ、処理業務をいかに正確・迅速にサポートするかを考えます。マークシート回収会場での当日集計を行い、データ処理の効率化や省力化を実現しています。
※教育ビジネスサポート株式会社は、株式会社ディーソルに全事業の譲受が行われました。現在は、株式会社ディーソルの落合事業所となっております。(2022年10月時点)
読み取りたいシートをシステム上で簡単に作成でき、その場で読み取ることが可能です。さらに普通紙にプリンタ出力したものをそのままOCRシートとして使用できるので、運用コストを大きく削減できます。
高精度なイメージングシステムを活用したドキュメント管理やインプットデータの管理、マークシート自体のデザインから印刷まで多様なサービスを提供します。社内にハードウェア・ソフトウェアそれぞれの専門技術者が常駐しており、どのようなトラブルにも対応します。
ウインテックはストレスチェック制度に準拠したアウトソーシングサービスを提供しています。WEBとマークシートの2種類をご用意しており、WEBとマークシートの併用でのサービス提供も行っています。
汎用のマークシートを利用して採点処理、アンケート集計、データ入力作業を代行します。CheckMatesシートから選択して購入し、記入し終わった用紙を郵送するだけなので業務の効率化を実現できます
ワープロ等で作成し、普通用紙にプリントしたマークシート用紙での処理が可能なのでコストの削減が実現します。様々なマークシートフォームを一般用紙で作成し、回答やチェック内容を簡単に電子データ化することが可能です。
専用リーダー不要のマークシート用紙の設計から入力が可能です。大量データを高速、低コストでデータ化することができます。
簡単な一問一答の単一解答方式や、一設問に複数の解答がある複数解答方式、設問内で完全な解答を要求する完全解答方式や間違った解答を減点する減点方式など、多彩な採点方法が利用可能です。
学生の意見から探る
本当に使いやすいマークシートの条件
学校がマークシートを導入する場合は、教師の視点だけではなく、学生の意見を取り入れて使いやすいマークシートを選ぶことが大切です。
塗りつぶすのが面倒
ある程度塗りつぶせば反応してくれる精度の高いマークシートがあります。
例えば、スキャネット株式会社で購入できるマークシートです。公式サイトで「マークシートの完全な塗りつぶしが必要ない」と明記されています。このマークシートはしっかり塗りつぶさなければ反応しない楕円マークだけでなく、レ点を記入するチェックマークやデジタル数字を塗りつぶすデジタルマークにも対応。鉛筆でしっかりと塗りつぶす必要がないため、ストレスを感じることなく回答に臨めるでしょう。
ボールペンを使いたい
マークシートの中には、鉛筆以外の塗りつぶしも読み取ることができる製品があります。
例えば、スキャネット株式会社のマークシートは、鉛筆以外の筆記用具による塗りつぶしが可能です。公式サイトの「よくある質問」ページ内に明記されています。
スキャネット株式会社が無料で提供しているソフトウェアは、塗りつぶされた箇所をスキャナで読み取るため、ボールペンや赤ペンなどが色や形状を問わずに利用できるとのこと。ただし、マークシートのマーク部分や枠線に使われている緑色に近い色は利用できないので、注意が必要です。
他にボールペンで塗りつぶし可能なマークシートを採用している会社を探しましたが、見つかりませんでした(2016年11月調査時点)。
通常のマークシートをボールペンで塗りつぶすのがNGな理由ですが、マークシートを読み込むのOMRという機器の特性にあります。波長940ナノメートルの近赤外線をセンサーから出して読み取ります。近赤外線は鉛筆に含まれている炭素に反応しますが、ボールペンだとこの近赤外線をほぼ吸収しません。そのため、同じ黒色でも赤外線の吸収の仕方が違うボールペンは読み込まないのです。
ではなぜ読み込めるマークシートがあるのかと言うと、スキャナの場合はセンサー近赤外線ではなく、660ナノメートルほどの可視光を採用しています。可視光は、ボールペンでも鉛筆でも読み込める光なので、ボールペンでも読み込むことができるというわけです。
マークシート導入が学力低下に繋がるはウソ?
2013年頃から、マークシートが学力低下の原因になっていると言われ始めました。
大学側はこのままではいけないと思いながらも、学生を確保しなければならない状況であるため、大規模な入試改革に踏み切れないという答えを出しているよう。
マークシートが学力低下に繋がると言われている原因の1つは、問題を解くまでの道のりを飛ばし、解答を見つけることに注力してしまうから。答えを見つける技術だけ向上してしまっていては、論述力は向上しないということです。
日本数学会教育委員会が2011年4月1日~7月20日にかけて、日本の48大学5,946名に対し「大学生数学基本調査」を実施。調査結果の分析によると、典型的な誤答の回数とその要因については『「記述式受験経験」<「数学受験なし」<「マークシート方式のみ受験」の順で典型的な誤答の回数が多くなる傾向がわかった』と述べています。 すばやく答えを見つけ出すために暗記に頼ってしまい、自ら考えて答えを出す意識が持てていないのかもしれません。
「論述の力」は国語や数学をはじめ、あらゆる科目にとって必要不可欠な力です。大学入試にあたって、この「論述の力」を持てるような仕組みにしていかなければなりません。
今世間に求められているのは思考力や表現力、判断力だといいます。この3つの力を身に着けるためには構想力を養えるような試験体制にしなければならないでしょう。
現在のマークシートでは、今求められている力を付けるには不十分かもしれません。ただ、マークシートを無くしてすべて記述式にすれば学力は伸びるのでしょうか。マークシートであっても、思考力や表現力を鍛えられる方法は存在します。
共通テスト開始を発表
2020年から、マークシートだけの入試試験が廃止され、新しい形になった大学入学共通テスト」が開始されることが発表されました。今まではマークシート形式の選択問題だったのですが、新しくなったテストではマークシートにプラスしてより思考力が問われる記述式の問題を取り入れるようです。
現在は国語・数学の2教科を中心に導入される予定で、英語に関しては民間の資格や検定試験を2020年から開始される共通テストに導入されます。
共通テストの試行調査(プレテスト)について
2020年から開始を予定している共通テストの試行調査(プレテスト)が2017年に行われました。
このテストではマークシート形式のテストは出題されているものの、今までの問題とは違い、出題形式が工夫されたものや作問などが出されていたようです。思考・判断が重視された問題が多く、資料・図・文章などから情報を組み合わせて答えを出すものが多く見られました。
また、さまざまな出題形式を用意しており、中には正答率が1割と、かなり難しい問題も含まれていたといいます。この試験を踏まえて、高校の科目やテスト内容を改める方向で進めているようです。
国語と数学
国語の試験は、マークシート以外に3問、80~120文字程度で答える記述式の問題が出される予定です。
以前は80分の試験時間だったものを、試験内容改定に伴い、100分に変更されます。数学は、「数学I」から記述式の問題が3問提出される予定。時間は60分から70分へ延長されます。正解は段階別で評価される仕組みになるとのことです。
英語
民間の資格・検定試験で受ける形態に変更となりました。近年、グローバル化が進んでいることで、読む・聞く・話す・書くの4技能を評価する形となります。
今までセンター試験は読む・聞くだけに取り組んできましたが、新しい試験体制になるとともに話す・書くの2つを導入。4技能を対象としている民間の資格・検定試験に変更したのです。
記述式のマークシートを用意している業者もある
マークするだけの一般的なシートだけでなく、記述式のマークシートを用意している業者もあります。マークシートの販売業者「スキャネット」はマークシートを取り入れつつ、記述式の問題も出したい場合にも対応してくれるのが魅力です。
用紙のサイズはA4・A3・B4・A5サイズなどさまざまで、即日発行にも対応。表面がマークシート問題で、裏面を記述式問題にすることも可能です。そのほか、両方の問題を同時に進められるようマーク欄・自由記述欄が1ページにまとまったシートやオリジナルのマークシートも作成できます。
マークシート・ソフト・読み取り機は何を基準に選ぶべき?
マークシートの選び方
できるだけコストを抑えたい場合は、スキャナで読み取れるマークシートがおすすめ です。
最近のスキャナはマークシートの読み取り精度が上がっているものが多く、無料のソフトを提供しているところもあります。テストでマークシートに記入した後、スキャンするだけでパソコンさえいらずに採点ができるので、手間もコストもかかりません。
また、決められた形式のマークシート以外に、自由にカスタマイズできるものもあるので、オリジナルの形式で用紙を作成したい方は柔軟に対応してくれる会社に依頼してみると良いでしょう。
ソフトの選び方
専用ソフトを導入すると、用紙や読み取り機器がいらず、既存のパソコンやスキャナ、複合機を使ってマークシートが作れるようになります。
マークシートの作成を業者に頼まず自分で対応するとなると、専用の読み取り機器や用紙が必要だと思っている方も多いと思いますが、ソフトがあれば新しい機器を購入する必要もなく簡単にマークシートが作れるのです。
学校や塾でテストを行う際、採点に時間とコストがかかってしまい悩んでいる方は、普段から使用しているOA機器さえあれば、早く手軽に採点できるでしょう。
また、ソフトウェアを選ぶ際は運用方法に合ったものを選ぶことも大切です。
採点に使うのか、または定期試験やアンケートに使うのかによって、向いている機器も異なります。もし、試験対策で使用するなら採点ソフトがおすすめ。採点ソフトは正確性と速さに重視されているものが多く、採点ミスが起きにくいのが特徴です。
そのほか、「誰が使用するか」も重要なポイント。使用する人が決まっておらず、大勢で使用するなら機能性がシンプルかつ簡単なもの、特定の方が使用するなら機能性が高く汎用性の高いものと、使う目的や使う人を考えたうえで的確なソフトを選びましょう。
読み取り機の選び方
マークシートの読み取り機として主に使用されているのがOMRです。「OMRは高くて購入できない」という方は、スキャナを読み取り機として使用することもできます。
読み取り機の選び方は、ソフトと同じように使用用途によって異なります。「試験や国家試験対策のために導入したい」「会社のアンケート調査で導入したい」「コスパ重視で導入したい」など目的はそれぞれ異なるでしょう。
そもそもOMRとスキャナは仕組が異なり、OMRはワンストップで対応し、鉛筆で示されたマークだけを認識します。スキャナは、初めにマークシートを画像として読み込み、ソフトがその画像から記憶したマークを探してチェックする仕組みです。
これはスキャナ以外に複合機、FAX、OCRでも対応可能です。それぞれの違いを把握したうえで、目的に合った読み取り機器を選びましょう。
OMRを購入する際にチェックしておくべきなのはカラーの読み取りができるか、JPEG形式の写真やイラストを保存できるか、連続給紙ができるかなどが挙げられます。
マークシートの無料アプリがあるって本当?
マークシートの無料アプリケーションは大きく2つのタイプに分けられます。1つは画面上でマーク式の設問をタップするアプリ。採点や分析がスムーズに行えます。もう1つはスキャナやOMRの代わりにマークシートを読み取り・採点できるアプリです。人気が高いマークシートアプリを調査してみました。
マークシート読み取りアプリ
マークシート・タマ
対応機種:iPhone 6/iPhone 6s/iPhone 7/iPhone 7 Plus/iPad Proなど
マークシートを読み取り・採点できるアプリです。マークシートアプリの中でもとくに読み取り精度が高いと評判。専用の無料マークシート(45問)は株式会社新学社のホームページからダウンロードできます。
Cell Sheet
対応機種:Android4.1以上
小規模のマークシートを読み取れるアプリです。スマートフォンで利用する場合、別途スキャナアプリをダウンロードする必要あり。スキャナと比べると読み取り精度は低いですが、手持ちのスマートフォンで簡単にマークシートを読み取れると話題を集めています。
マークシート採点アプリ
abceed analytics
対応機種:Android4.4以上
TOEIC対策用のアプリです。マークシート形式の問題を指先でタップして解答します。ボタンひとつで自動採点でき、学習履歴はすべてアプリ上に保存されます。
Exams
対応機種:Android 4.0.3以上
自分で作成した問題をマークシート形式で解答するアプリです。採点結果は保存可能。ただし、画面上でマークを塗りつぶすアプリなので、マークシート用紙に慣れることはできません。
専用ソフト・スキャナとアプリの違い
小規模アンケートならアプリ
マークシートアプリは読み取り精度が低いものの、手持ちのスマートフォンにインストールするだけで簡単に利用できます。そのため、あまり正誤性が求められない小規模なアンケートの集計に利用するのがおすすめです。
採点を正確かつ迅速するなら専用ソフト・スキャナ
マークシート専用のソフトやスキャナは読み取り精度が高いため、100枚以上のテスト採点もラクラクです。カメラで一枚一枚撮影しなければならないアプリに比べてスピーディーに読み取れます。合計点数の集計ミスを防ぎたい人にもおすすめ。
また、専用ソフト・スキャナを取り扱っている会社は、出題内容をカスタマイズできる用紙を特注できるところが多いです。汎用性が高いうえ、採点結果を細かく分析できるでしょう。
そもそもマークシートを採用するメリットとは?
回答方法が理解しやすい
例えば、パソコンに入力する方法でのアンケートだった場合、パソコン操作が不得意であったり機械のトラブルが起こったりする場合もあります。マークシートは鉛筆で選択した回答欄を埋めるだけなので回答方法の説明が簡単で、年齢を問わず使いやすいものになっています。
プライバシーに配慮した環境で回答できる
マークシートを用いて回答するために必要なのは鉛筆だけです。職場にある共有のパソコンからしか回答できないアンケートでは、回答中にプライバシーが守られていない場合や同時に複数人で回答できないこともあります。マークシートであれば、一度で大量に配布しプライバシーに配慮した状態で同時に回答することも、一人ひとり時間や場所を変えて回答することもできます。
集計作業の効率化が図れる
記述式の試験やアンケートを行った場合、人の手で採点や集計作業を行わなくてはなりません。マークシートは正確に早く集計できるのが特徴です。採点や集計にかかっていた時間と労力を大幅に省くことができます。
正確な集計・採点と分析ができる
人が行うことにミスはつきものです。マークシートを利用することによって正確さが求められる採点や集計でのミスを最小限にすることができます。
公平な採点が行われる
記術式の試験を採点する場合、採点者による主観が採点に影響を与えてしまうことがあります。マークシートであれば正解か不正解かが、一目瞭然となるので採点が公平に行われます。
白紙での回答が少なくなる
試験の場合、記述式とは違い何かしらの回答を選び回答できます。アンケートでも白紙や空欄が少なくなり、目的に応じた回答を無駄なくとることができます。