公開日:
|更新日:
企業への導入
このページでは、マークシートを企業に導入するメリットや効率化に役立つスキャナで読み取るマークシートについて解説しています。導入して効率化につながった企業や企業向けのマークシート・ソフトも紹介しているので、ぜひチェックしてください。
マークシートを企業に導入するメリットは?
業務を効率的に行える
企業では顧客へのアンケートや社内試験、データの集約などが日々行われています。一度に大量のデータを集計しなくてはいけないので、計算ミスが命取りになることも。マークシートを導入することで計算ミスを防ぐことができ、集計も短時間でできるため、業務の効率化が図れます。
コストの削減ができる
作業時間が短縮できるので、コストになりがちな人件費を減らせます。お客さんにアンケートを取る業務の場合に質問への回答を一つひとつ紙に書いていくような作業だと、人員や時間を多くその業務に割くことに。マークシートを導入すると短い時間でアンケートの回答を得ることができ、その分の費用を抑えられます。
売上の増大を実現できる
アンケートや審査結果の集計にかかる時間が減らせると、その分の時間をお客さんへの売り込みやコンテストの運営などにかけられます。売り込みが上手くいくことで、売り上げアップにつながるでしょう。また、アンケートの集計結果の量が多いほど業務改善につながるので、業務全体の収益の増大が期待できます。
企業の業務効率化ならスキャナで読み取るマークシートがイマドキ
スキャナで読み取れるマークシートが、企業の業務効率化につながるポイントを紹介します。
1.専用の読み取り機器を使う必要がない
従来のマークシートには、OMRという読み取り機器の導入が必須です。しかし、スキャナで読み取れるマークシートは、自分の会社に配置されているような市販のスキャナで読み取ることができます。複合機にも使用できるので、自社のスキャナや複合機がこのマークシートを利用可能か確かめてみるのがおすすめです。
2.高額な設備投資をしなくていい
OMRは読み取り精度が99.99%と非常に正確ですが、購入するのに高額の費用がかかるのがネック。スキャナで読み取れるマークシートは会社にあるスキャナや複合機を使用できるので、OMRを購入する必要がありません。コストのかからないアンケートや調査が実現できます。
3.費用対効果が良い
必要な枚数のマークシートと一般的なスキャナを用意するだけで楽にアンケートや審査結果を集計できます。無料ソフトウェアも充実していて、シートに塗られた選択肢をCSVやエクセルファイルに出力できるので便利です。高い費用をかけずに効果を得られるため、費用対効果が良いといえるでしょう。
マークシートを導入した企業の例
企業の検定にマークシートを導入した事例
検定には1020名の受験者が参加しました。一度でできなかったので3回に分けて行われることに。4択問題をプロジェクターに映し出し、マークシートで回答してもらいました。マークシートを回収した後、集計用のスキャナで読み取りを開始。正確でスピーディーに採点でき、省スペースで設置も容易でした。1回のスキャンで集計・採点にかかったのが20分、トータル60分で採点が完了。マークシートは、検定オリジナルのカスタマイズをお願いしたところ、納期が短かったのにも関わらずすぐに準備してくださいました。検定当日も採点や集計が早く終わり、非常にスムーズでした!来年の検定でも利用するつもりです。
企業のコンテストの審査にマークシートを導入した事例
これまでのコンテストでは手集計を行っていたため、採点に時間がかかって計算ミスも多く、運営の大きな負担になっていました。コンテストのたびに新しいスタッフへの指導を行わなければならないことも悩みの種だったんです。効率化を図り、審査にマークシートを採用することにしました。マークシートは、審査基準が異なる部門ごとにカスタマイズしてもらい、それぞれの基準で自動採点ができるように。採点ミスがゼロになりスピーディーに完了したので、表彰式も当日に行えたんです。マークシート導入したおかげで時間削減と採点ミスがなくなり、スムーズなコンテスト運営ができました。来年度も利用することを考えています。
人事部で行っている社内試験の採点に導入した事例
導入した背景
こちらの企業では、定期的に行われている業種別の試験を人事部で全て行っていました。膨大な量の試験を短時間で採点するのはかなりの負担であり、「いつかミスをしてしまうのでは」と人事部が抱える不安やプレッシャーは相当なもの。また、業種や部署別に採点結果に対する要望も細かく異なるため、人事部は相当な対応に追われることになります。そこで社内試験にマークシートを導入することで、多数の業種別試験を短時間で採点・返却し、各部署の要望にも適切に応えられるよう、改善を図りました。
また、マークシート自体に業種を判別する仕組みを施すことにより、業種別に対応しやすくする目的もありました。同時に可能な限り、人間の手による作業を減らしてコストを減らすためです。
導入の効果
短時間で適切な採点処理ができて人事部の負担が軽減
これまで人事部で膨大な量の採点処理を行なっていたため、身体的・時間的な負担はもちろん、精神的な負担も大きく課せられていました。マークシートでの採点方式を導入した結果、短時間で機械処理による適切な採点を終えられるようになったため、人事部が受け持っていた負担が一気に軽減されました。手動作業による「ミスをするのでは」という不安も機械処理ではあまり考えなくて済みますし、50種類にも及ぶ試験でも1週間以内には採点し終わります。結果を集計することも容易に出来るようになったのが魅力です。
これにより人事部では、試験の採点処理の負担がなくなった分のコストを社内研修の改善や各部署への対応など、他の業務へ時間を割けるようになっていったのです。無駄な時間を転換して、総合的にみれば会社全体での水準の向上へ繋がることです。また、マークシートの導入であればコストも一律といえます。人事部で採点していたときよりもコスト的な負担はありません。「1年間(1回)で○○円」という契約内容であれば、金額の上下もなく気楽に考えられることができるようになります。
各部署の要望に応えやすくなったので社内環境が改善
採点業務をマークシート処理に任せることにより、各部署が気兼ねなく細かな要望を出せるようになりました。集計結果をデータとして解析・分析して簡単にフィードバックできるため、各部署の要望についても積極的に応えられるようになり、社内環境全体が改善しました。
採点ミスのないマークシート処理により、部署ごとに分けて分析結果を記載した結果表をすぐに受け取ることも可能です。マークシートには業種を判別する仕組みもあるため、単なる採点ではなく、採点結果を細かく分類して集計することもできました。各部署の要望に合わせたフィードバックがタイムリーに返されるようになるため、人事部では社内環境を改善するために全力で取り組めるようになったという効果も見られています。
今では社内試験の他、社内アンケートにもマークシートを活用してさらに社内環境の改善に取り組んでいます。マークシートの導入一つで社内全体を大きく向上させられるきっかけになったといえるでしょう。
企業に向いているマークシートやソフト一覧
マークシートを導入することで、企業の課題を解決したという事例をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?ここでは、企業向けのマークシートやソフトを扱う会社をいくつかご紹介します。
スキャネット株式会社
企業におすすめのマークシート
職業性ストレス簡易調査票 標準版(57項目) |
枚数 |
1,000枚 |
サイズ |
A4 |
通常価格 |
39,600円 |
特徴 |
厚生労働省推奨のストレスの程度をチェックする57項目の質問が印刷されたマークシートです。日本語の他、英語・中国語・ポルトガル語・タガログ語(フィリピン語)・ベトナム語もあります。 |
A4ヨコ勤怠管理シート[デジタルマーク] |
枚数 |
1,000枚 |
サイズ |
A4 |
通常価格 |
37,400 円 |
特徴 |
用紙1枚につき、1ヶ月分の勤怠データを書き込める勤怠管理用マークシートです。マークする箇所にデジタル数字を記入できます。 |
企業向けのソフトウェア
QA-Navi2無料版 |
ファイルサイズ |
93.9 MB |
更新日 |
2018年 3月 28日 |
特徴 |
アンケートの集計だけでなく表やグラフなどの分析を詳細に作れるソフトウェアです。パワーポイントやエクセルに出力できます。 |
デジらく採点(無料版) |
ファイルサイズ |
214 MB |
更新日 |
2018年 3月 19日 |
特徴 |
記述式やフリーフォーマットの答案用紙を作成できるソフトウェアです。使っている解答フォームを利用でき、添削や採点もまとめて行えます。ペンを使った手書き添削もでき、答案用紙に出力することも可能です。 |
記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
2023/5/8時点、Google検索で「マークシート 導入」と調べ、検索結果に表示された上位50社を選出。
【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。