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複数の視点から傾向を把握できるクロス集計とは?

クロス集計とは

クロス集計とは、集計で得られた回答について、複数の視点を混ぜ合わせることで詳細な傾向を分析する手法です。たとえば、ある質問に対して「良い」と回答した人の中で(1つ目の視点)、「女性」はどの程度の比率を占めるか(2つ目の視点)といった傾向を見るときに、クロス集計が行われます。

単純集計との違い

クロス集計の考え方をよく理解するためには、その前提として単純集計の考え方を理解しておくと良いでしょう。

単純集計とは、最もシンプルで基本的な集計方法です。ある質問に対して回答した人数(n数)を分母に、その質問に対する回答の種類ごとの比率(%)や平均値を求めることを、単純集計と言います。単純集計で得られた結果を基に、さらに別の視点(性別や年齢など)も交えて集計する方法がクロス集計となります。

クロス集計の種類

属性クロス集計

複数の視点から得られた回答において、属性の視点を交えて行うクロス集計を属性クロス集計と言います。たとえば、「良い」と回答した人のうち、「20代はどの程度の比率か?」「住んでいる地域による違いはあるのか?」といった属性の視点で傾向を絞り込んでいく集計方法です。

よく使われる属性の例としては、年齢、性別、職業、役職、居住地、未婚・既婚、家族構成、学歴、収入などがあります。

設問間クロス集計

複数の視点から得られた回答において、属性以外の複数の視点を交えて行うクロス集計を設問間クロス集計と言います。

たとえば、「良い」と回答した人のうち、「その商品をどの程度の頻度で購入しているか?」「その商品を他人に紹介したことがあるか?」といった属性以外の視点で傾向を絞り込んでいく集計方法です。アンケートの主催者が何を知りたいのかにより、様々な内容の設問間クロス集計を行うことができます。

クロス集計が活躍する場面

属性などを交えた傾向を把握するためには、クロス集計は大いに役立ちます。大まかな傾向を把握するため、それをクロス集計と呼ぶとは知らずに、日常的にクロス集計を行っている方もいるのではないでしょうか。クロス集計のメリットとデメリットを見てみましょう。

メリット

単純集計よりも具体的な傾向を把握できること、表計算ソフトなどで簡単にアンケートを作れること、集計結果をグラフに興して可視化できることなどが、クロス集計のメリットです。

デメリット

アンケートを取る人数によっては、回答カテゴリを細かくし過ぎると各カテゴリの度数が少なくなってしまい、適切に傾向を把握できなくなる恐れがあります。このデメリットを克服するために回答者の人数を増やすと、アンケートごとのコストが上がってしまい本末転倒なことになる可能性があります。

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