公開日:
|更新日:
学校評価支援システム
学校評価支援システム
学校評価支援システムは、文部科学省の事業委託を受けた慶応義塾大学SFC研究上によって研究開発されたシステムです。学校評価や学力調査の促進による、教育水準の向上を目的に開発されました。
学校評価支援システムの料金
ダウンロードのみで料金は無料です。
学校評価支援システムの特徴
学校評価支援システムの特徴は調査を実施した機関に関係なく、 データ分析が出来る点。これによって、自治体が実施した大規模な調査の結果をふまえつつ、学校の独自視点で仮説を立て、詳細な分析と検証が出来るのです。
一方、地方自治体でも独自の調査をしているものの、その集計は学校の教員・教育委員会の負担となっています。コスト面でも大きなものとなっており、問題視されていました。学校評価支援システムは、その点についてもメリットを兼ね備えています。学校評価・学力調査を効率的に実施、その結果のデータベース化が可能となっています。
この特徴を活かし、学校評価の調査結果データを共有することによって、学校は近隣の学校のデータと比較して相対的に分析できるのです。
加えて、自治体は地区内の各学校の特性を把握。システムの活用により、全体の傾向を把握することが可能となります。
導入方法と基本的な使い方
Java実行環境とインストール・設定
学校評価支援システムの機能、調査票作成と読み取りソフトを利用するには、「Java実行環境(Java SE Runtime Environment)」が必要です。普段利用しているPCにJavaがインストールされていない場合は、Javaをダウンロード・インストールしなくてはいけません。
Javaの設定方法は、まずコントロールパネルの「Java」を開き、「詳細」タブをクリックします。その後、「セキュリティ」項目にある、「混合コードセキュリティ検証」の設定で、「検証を無効にする」を選択し、「了解」ボタンを押せば完了です。
調査書を作成する
「かんたん調査票作成ソフト」の起動を行います。これは、普段使用している普通紙でマークシート形式の調査票を作成するソフトウェアです。ボタン一つで調査票を作成し、プリンターで出力・印刷機で必要な枚数を印刷すれば完成となります。
調査書をスキャンする
スキャナの設定が完了したら、読み取りエラーの防止のため用紙下部からセットします。PC上で保存フォルダの作成を任意の場に行いましょう。このフォルダを保存先に指定し、スキャンの実行を行います。
調査書を集計する
「かんたん調査票作成ソフト」で作ったPDFファイルをスキャン画像フォルダへ入れます。その後、フォルダごと「調査票を読み取りソフト」の場面へドラッグ&ドロップすると、自動作成します。
調査書を分析する
作成されたデータは、散布図やExcel形式で複数の視点から分析ができ、結果の共有・確認ができます。印刷機やスキャナで印刷し、書面としての配布も可能です。
学校評価支援システムの操作イメージ
導入事例
具体的な導入事例は見つかりませんでした。
「学校評価支援システム」の動作環境
PC
推奨スペック |
Windows XP with Service Pack 3/Windows Vista with Service Pack 1以降 |
メモリ |
512 MB 以上(Windows Vistaの場合1GB以上を推奨)
|
その他 |
USB2.0ポート |
スキャナ
読み取り方式/読み取り面 |
自動紙送り方式/両面が可能なもの。 |
読み取り解像度 |
150dpi以上 |
出力形式 |
TIFF, PNG, JPEG, GIFのいずれか |
推奨スキャナ
「Panasonic KV-S2026CN」 |
USB2.0、SCSI 接続 |
読み込み速度 |
1分間に20 枚、ADFは120枚 |
販売価格 |
約15万円 |
「Canon DR-2510C」 |
USB2.0 |
読み込み速度 |
1分間に20 枚、ADFは50枚 |
販売価格 |
約5万円 |
その他
プリンターは、レーザプリンタやインクジェットプリンタなど。印刷機は白いコピー用紙(なるべく高品質)を使用することを推奨。
「学校評価支援システムを提供している会社」
会社名 |
新学社 |
電話番号 |
075-581-0880
|
公式HP URL |
https://www.sing.co.jp/shop/default.aspx |
マークシートのソフトや読み取り機を導入するなら
学校評価支援システム以外にも本サイトではマークシートのソフト・読み取り機の会社を紹介しています。
各社導入の費用対効果を深掘りし、マークシートを導入するにあたってかかる料金が安くておすすめなマークシート会社をピックアップしました。読み取り機やソフトにコストをかけずに、マークシートを作成できる業者もご紹介。
教育機関や企業関係の方はぜひご参考ください。
記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
2023/5/8時点、Google検索で「マークシート 導入」と調べ、検索結果に表示された上位50社を選出。
【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。