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記述式マークシート
2020年になる前に、マーク式の問題と記述式の問題がセットになっているマークシートへ乗り換えたほうが良い理由を解説しています。また、記述式問題を一緒に採点できるマークシートを取り扱っている会社を取り上げているので、チェックしてみてください。
2020年1月以降は記述式問題が増えるって本当?
マークシートを導入している学校・塾の主な目的はテストの採点・集計の効率化。そして、マーク式の問題で構成された大学入試センター試験に生徒たちを慣れさせるためです。しかし、大学入試センター試験は2020年1月(2019年度)に廃止され、記述式問題が追加された「大学入学共通テスト」に移行する方針が決まり、状況は一変しました。移行の理由は、先が予想しづらい現代社会を生き抜くのに、自ら問題を発見して答えを生み出す力が求められるためです。
文部科学省によると、現段階で記述式問題の追加が決まっているのは、国語総合、数学Ⅰ、数学Aの範囲。今後も方向性が変わらなければ、理科や地歴、公民にも追加される可能性があるそうです。
つまり、今までのマーク式問題だけのマークシートでは試験対策が難しくなります。マークシートの導入や乗り換えを検討しているなら、2020年以降の入試に備えて記述式問題を取り入れたマークシートを選ぶことをおすすめします。
記述式問題つきのマークシートを取り扱っている会社
記述式問題を取り入れたマークシートの需要については、お分かりいただけましたでしょうか?そこでここでは、マークシートと記述式がセットになっている「A4/マークシート50問/5択/記述箇所2つ」の用紙1000枚の価格が掲載されている会社について調べ、価格の安い順に取り扱っているところをご紹介します。(2021年10月時点)
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP(https://www.scanet.jp/)
スキャネットは、記述式問題をしっかり添削できるマークシートを用意。赤ペンで記述式問題に丸つけやフィードバックを記載したのち、正解の数だけ記述式問題の隣にあるマーク欄を塗りつぶして集計する流れです。マークを塗りつぶす際は赤ペンでOK。ボールペンを使わずともしっかり読み取れます。読み取ったデータは、マーク式問題の点数と記述式問題の点数をわけて出力可能。赤ペンで添削した記述式問題の画像をメールで送信できるため、生徒へのフィードバックもラクラクです。
スキャネットの導入事例
マークシートの場合は採点や集計が比較的ラクですが、記述式で行う通常の定期テストでデジタル採点を使えたらという考えがありました。そこで個人的に、記述式のテストをどうすれば簡単に採点することができるか、その方法を模索していたのです。そんな折、スキャネットが提供しているデジタル採点の存在を知りました。初期費用もシート代のみという手頃さで、採点内容もシンプルだったので、これならいけると感じました。
「デジらく採点」を導入後は、採点作業がラクになっただけでなく、集計後の分析にも役立てられています。それぞれの設問の正答率や、前回の結果、クラス別との比較などが簡単にでき、授業改善にも生かせるのです。
採点は1クラス1時間半程度で終わり、最終チェックでの採点ミスも大幅に減りました。
スキャネットのフリー記述マークシート
A4両面 |
1000枚:19,800円 |
A5片面 |
1000枚:13,200円 |
スキャネットのマーク・記述混在シート
A4ヨコ片面50問5択 |
1000枚:16,500円 |
A4タテ片面50問5択 |
1000枚:16,500円 |
A4タテ片面30問10択 |
1000枚:16,500円 |
会社概要
会社名 |
スキャネット株式会社 |
営業時間 |
09:00~18:00 |
電話番号 |
03-4582-3933 |
公式HP URL |
https://www.scanet.jp/ |
AltPaper
引用元:AltPaper公式HP(https://www.altpaper.net/ap/)
AltPaperは、紙に書かれた情報を自動入力、集計するサービスです。採点や試験の集計、各種アンケート調査など、さまざまな集計・分析に対応しています。例えば、頻繁にアンケート調査を行っていたり、マークシートの読み取り機は予算の関係で導入できないなどの課題を持つ場合におすすめです。
同サービスの特徴は、自社で開発したAIシステムとクラウドワーカーの力で、多彩な入力作業をリーズナブルに提供しているという点。初期費用や固定費用もかからない点も大きなメリットです。マークシートの集計の場合には、塗りつぶしでの回答はもちろん、「チェックマーク」でも問題なく集計が可能です。さらに、単一・複数選択にも対応可能、と柔軟に対応できる点が大きな魅力といえるでしょう。
AltPaperの導入事例
ホテルでのAlt Paperの導入事例を紹介します。もともと客室アンケートの入力システムとして利用していたものの、社内での従業員向けアンケートにも活用。さらに、サービスマン研修や職能別研修も実施していることから、受講者に対するアンケートも実施しており、Alt Paperのサービスを利用しています。
実際にAlt Paperを活用することにより、10名から30名ほどのアンケートについても当日中に集計作業を完了することができ、さらにデータベースに取り込むことでグラフ作成を行うことが可能になりました。このことにより、集計作業よりもアンケートの内容作成に時間をかけられるようになったというメリットもあります。今後は、研修内容の改善につなげるために、アンケートの内容をさらに充実させることを目指しています。
AltPaperのフリー記述マークシート
料金については要問い合わせ
AltPaperのマーク・記述混在シート
料金については要問い合わせ
会社概要
会社名 |
株式会社情報基盤開発 |
営業時間 |
10:00~17:00(電話受付) |
電話番号 |
0120-922-552 |
公式HP URL |
https://www.altpaper.net/ |
その他のマークシート導入事例
導入事例1:デジタル採点で作業時間の効率化に成功
デジタル採点は問題形式が限定されていたり、解答用紙の体裁が決められていたり、逆に手間がかかるイメージを抱いていました。しかし、実際にソフトの動画を見た際に、高校入試でデジタル採点を導入するのもありだと感じました。
まずは試しにプレテストに活用してみました。これまでと同様の採点人数で採点を進めたところ、採点時間が約1/3まで短縮。国語に関しては、記述問題の採点に時間がかかったことが今後の課題となりましたが、多くの先生から作業効率が良いとの声が得られました。
その後、入試本番でも活用しましたが、採点時間はプレテストと同じように1/3程度短縮できました。心配していた国語の論述問題もトラブルはありませんでした。
導入事例2:自作問題でデジタル採点を実施できる
既存の問題ではなく、自分で問題を作成し、試験結果を自動で採点・集計できればと考えていました。
システムの導入後は、約240人分の小テストと定期テスト、検定試験に活用しています。なんといっても、採点業務が画面上ですべて完結することが魅力です。採点と集計作業の時間も短縮できることで、働き方改革にもつながりました。採点時の人的ミスも減少。集計後には、設問ごとに生徒の理解度がチェックできるため、授業の改善にも役立てられています。
導入事例3:働き方改革と指導改善の課題を解決
採点業務に時間がかかることと、その分、生徒と向き合う時間が減ることから、テスト採点作業の効率化と、生徒の学力を把握でき、授業内容の改善につなげられるようにすることが課題でした。
既存のテストをそのまま利用できることと、ソフトの使い勝手、CSV方式でのデータ出力が可能な点などを吟味して、採点システムの導入を決めました。
導入後に実施したテストでは、採点時間が短縮でき、丁寧な指導のために時間を割くことが可能になりました。テストの返却も早くなり、生徒自身も平均点が把握できることで、学習意欲にもつながっていると感じます。
導入事例4:さまざまなテストで効率化できるシステム
はじめにお話をうかがったときは、パソコンが得意な先生から、やめた方が良いという意見も出ていました。私自身もそんなにうまくいくかなと半信半疑でした。その後、教員向けのデモを実施していただき、実力テストで実際に利用してみることに。全校分の採点を実際にやってみると、採点スピードは飛躍的にアップしました。この段階では、反対意見もなくなっていました。
本格的に導入を決めた後、計4回の入試で利用しましたが、採点時間は従来の33%短縮に。全体の作業時間も1/3程度になりました。デジタルの場合は集計ミスもないため、設問にふさわしい配点が設定できる点も大きいです。
記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
2023/5/8時点、Google検索で「マークシート 導入」と調べ、検索結果に表示された上位50社を選出。
【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。