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はじめてのマークシート導入Q&A
こちらのカテゴリーでは、マークシートの導入を検討している方向けに、事前に知っておきたいOMRや会社選びのコツ、必要になる機器についてご紹介しています。
マークシートを導入する前に知っておきたい情報
OMRって?使い方は?
英語の“Optical Mark Reader”の頭文字をとったもので、日本語では「光学式マーク読取装置」と呼ばれるマークシートの専用機器です。 ”Optical(光学式)”と名称にあるように、マークシートの用紙に光を当て、その反射光によって塗りつぶしの箇所を特定して読み取ります。
1930年代のアメリカで生まれ、1960年代頃から普及が進むようになり、マークシートの発展に大きく寄与しました。 読み取り精度の高さがメリットとされる反面、導入費用は高価という側面があります。
OMRについて
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会社選びのコツは?
マークシートの会社選びは奥が深いもので、単純に「ここがおすすめ!」とは言い切れません。 「マークシートを導入する目的は何か」を考えた時に、より優先順位が高いのは、価格なのか負担軽減なのか、読み取り精度なのかによって、選ぶべき会社が変わってくるからです。
そのため、まずは実施するマークシートの目的や、条件の優先順位を洗い出しましょう。譲れない条件が明確になった際に「合致する会社はどこか?」という視点で選ぶのが、重要になってきます。
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必要な機器は?
テストやアンケート調査などを実施する際、マークシートを活用するには、事前に決めておくべきことが多数あります。 マークシートの用紙を購入するか。購入したとして、読み取り・集計をアウトソーシングするか。アウトソーシングはせずに、必要な機器を揃えて対応するかどうか。
それらを決定したうえで、準備しておくことが大切です。 少し前まで、必要な機器類を自前で揃えるのは、コスト的に厳しいと言われていましたが、IT化が進んだ現在では、普段使っているOA機器類でマークシートの読み取りや集計ができるシステムも構築されています。
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「の」の字を1往復半!マークシートを早く塗りつぶす方法
マークシート方式の試験は好きではないという人もいます。苦手な理由としては、「マークシートの塗り方がわからない」という基本的なところから、「丸からはみ出しても大丈夫なのか?」という心配をしている人もいます。マークシートを1番簡単に、キレイに塗る方法としては、少し細めの「の」という字を書き、そこを1往復半するときれいに塗りつぶすことができます。
使う鉛筆はHBかBの濃さが良く、先が尖りすぎていたり、シャーペンだと塗りにくいので、先が少し丸くなった鉛筆がおすすめです。マークシートに慣れていない人によくある失敗例に、丸から大きくはみ出してしまったり、枠だけなぞり中が空欄になっていたり、ということが挙げられますが、これをすると読み取りエラーになることもあります。
またマークシートでは、わからないから後でゆっくりやろうとして問題を飛ばすという時に、解答欄にも気をつけないと、最後になって回答がずれていることに気づいて焦ったという経験も1度ぐらいは誰にでもあるのではないでしょうか?こういったケアレスミスはマークシートに慣れていても起こることなので注意が必要です。
「の」の字を1往復半!マークシートを早く塗りつぶす方法
マークシートの読み取りは高精度だから安心
マークシートは入学試験以外にも入社試験や、アンケート集計など、いろいろな場面で活用されています。マークシートは専用の読み取り機を使って採点や集計するので、時間も短くすみ、それでいて正確です。実際のところマークシートの正確性はどうなのでしょうか?
資料を例にとって見てみると、読み取りエラーといった誤読は0.0087751%、つまり0.01%未満という結果でした。これはマークシートリーダーである「OMR」によるもので、この読み取りエラーの主な原因は消しゴムのクズがマークと判断された箇所2つと、マークの色が薄くて、マークなしと判断されたというものです。
受験番号の読み取りに関してはエラー発生率が少し高めでしたが、マークシートリーダーが読み取れなかったというよりも、受験者のマークミスや塗り忘れによるものでした。こういった例を見てみると、読み取り精度の高さは特筆するものがあります。
マークシートの読み取りは高精度だから安心
マークシート読み取り方法は正確性ならOMR、低コストならスキャナ
マークシートの読み取りの方法は、専用読み取り機であるOMRと一般的なスキャナや複合機を使った2つがあります。OMRとスキャナの大きな違いは、精度とスピードとコストの3つです。OMRはマークシート専用の読み取り機ということで、その精度とスピードはスキャナーとはかなり違い、読み取り精度は99.9%だと言われています。専用機ですから読み取りスピードもスキャナーに比べると大分スピーディと言えます。
ただOMRは高額なものになると100万円以上するものもあり、コスト面ではハードルが高いとも言えます。コスト面で選ぶならスキャナーや複合機です。スキャナーや複合機は、マークシートを読み取りソフトがあれば使えますし、OMRなど専用の読み取り機はなくとも、スキャナや複合機はオフィスですでに使用している可能性が高いと思います。ただスキャナや複合機のデメリットとしては、精度があまり高くないということ、スピーディさに欠けるということと、紙詰まりなどを起こして読み取った画像が変形してしまう可能性があるということが挙げられます。
スキャナや複合機はOMRと比べると精度や速さは劣るものの、学校や塾のテストやアンケート、ストレスチェックなど気楽に使えて、運用方法もいろいろとあるということはメリットです。マークシートの読み取り方法の選び方ですが、正確さや効率で考えるとOMR、コスト優先ならばスキャナや複合機がおすすめです。
マークシート読み取り方法は正確性ならOMR、低コストならスキャナ
マークシートを導入するのに必要なものの注文方法は?
マークシートの注文方法は会社によって異なりますが、基本的に会社の公式サイト内にある購入ページを使うことで既製品を購入できます。オリジナルのマークシートを発注する場合は、用途・納期・予算などのヒアリングをした後に見積もりを送ってくれますよ。メールや電話、FAXで注文する会社もあるので、購入前にチェックしておきましょう。
読み取り機器としては、OMRやスキャナ、複合機が利用可能です。OMRはコストが高く、専用のマークシート用紙を使用する必要があります。スキャナや複合機を読み取りに使う場合、ソフトとの相性が大事。適切なソフトを選ぶことで、会社や学校に揃っている機器を利用でき、コストを抑えられますよ。また、OMRやスキャナだけではマークシートを読み込めないので、ソフトの利用が不可欠。ソフトは、マークシート用紙やOMR、スキャナの購入時に付属品として買うことができます。
スキャナに対応しているマークシートであれば、専用の読み取り機は必要ありません。専用のソフトがあり、有料版と無料版を利用できます。コストを抑えてマークシートを導入したい方におすすめです。スキャナに対応するマークシートを利用できる会社を3社紹介しているので、チェックしてください。
マークシートを導入するのに必要なものの注文方法は?
テストを早く採点するために
テストの採点は、できれば早く行いたいものです。テストを受けた生徒の心理はもちろんですが、採点する教師・講師としても早く採点を終えてプレッシャーから解放されたり、他に取り組んでいるお仕事をこなしたりしたいでしょう。
しかし、テストの採点は人力での作業に頼らなければならないと考えている方も多いので、どうしても時間がかかってしまいがちです。そこで、テストの採点を早くする方法についてまとめてみたので、テストの採点で悩んでいる方は是非ご覧ください。
テストの採点を
早くする方法とは?
設備導入費用で比較!
ランニング費用を抑え、コストを抑える!
\マークシート会社ベスト3/
記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
2023/5/8時点、Google検索で「マークシート 導入」と調べ、検索結果に表示された上位50社を選出。
【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。