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医学部のオスキー(OSCE)
医学部生は共用試験として、知識を問う試験「CBT(Computer Based Testing)」と、実技試験「OSCE(オスキー、Objective Structured Clinical Examination)」の両方に合格しなければ臨床実習へ進めないため、それぞれの試験対策を効率的に行うことは学生にとっても医学部・医学科を擁する学校にとっても重要な課題です。
医学部のオスキー対策にマークシートを導入するメリット
面接官などの採点基準を明確化できる
学力試験であるCBTと異なり、SCE(オスキー)では医療面接や頭頸部、基本的臨床手技といった複数の項目ごとに実技試験が実施されます。回答する学生の側は、それぞれ実際の臨床現場などを想定した環境で、模擬患者や面接官を相手に技術力や対応力を示しますが、それらを評価する採点者は、個々の学生の能力を数値化して評価することも必要になります。
そのため、マークシートによる評価用紙を作成し、基準を明確化することで、評価のばらつきを抑え、試験対策としての価値を高めることが可能になります。
テストの採点作業を効率化して担当者の負担を減らす
記述式の評価シートを採点する作業は、担当者によって結果に差違が生じやすい上、作業時間も長くなりやすいことが問題です。
一方、マークシートを使った自動読み取りシステムや集計システムを導入することで、担当者の作業効率を大幅に削減しつつ、さらに担当者による点数の付け方のバラつきや採点ミスといったヒューマンエラーを予防できるようになります。
ニーズに合わせたマークシートを作成できる
マークシート会社の中には、すでに医学部のオスキー対策を想定したマークシートを提供しているところもあり、それらを使うことでスムーズにオスキー対策を効率化することが可能です。
また、マークシート会社によっては独自のデザインや様式に対応したマークシートの作成も行ってくれる上、ニーズや利用環境に合わせたオリジナルのマークシートを導入しやすいことも大きなメリットといえるでしょう。
医学部のオスキー対策にマークシートを提供している会社
評価のばらつきを抑え、試験対策としての価値を高めることが可能になるというマークシートによる評価用紙。ここではそんなオスキー対策にマークシートを提供する会社をいくつかご紹介します。
スキャネット
スキャネットはマークシートに関連するサービスをトータルで取り扱っている会社です。マークシートのテンプレートが複数そろっており、シートを購入して採点システムを無料でダウンロードすれば、スキャナや複合機を使ってすぐにマークシート読み取りを導入することが可能です。
また、スキャネットでは「OSCE共用試験(医学部)専用シート」が販売されており、共用試験実施評価機構へ提出するためのExcelデータも効率的に作成できます。
その他、スキャネットではスキャナや複合機がなかったり、データ処理を担当する人材が不足していたりする場合に、マークシート関連業務をアウトソーシングできることもポイントです。
スキャネット
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記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
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【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。