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マークシートの無料版ってあるの?
無料版のマークシート用紙・ソフトを取り扱っている会社を調査しました。無料版と有料版の違い、マークシートを読み取るスキャナの費用を抑える方法などを解説しているので、無料版マークシートに興味がある方は参考にしてみてください。
無料版のマークシート用紙取り扱い会社
マークシート用紙は無料のものを使ってコストを削減したい!と考える方も多いはず。ここでは、無料版のマークシート用紙を取り扱う一部の会社についてご紹介します。
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集計/採点用ソフトの費用 |
読み取り機の価格 |
導入にかかる最低費用 |
無料ソフトあり
※有料ソフト99,000円
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44,000円~ |
48,180円
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スキャネットのマークシートは、用紙を購入すれば読み取りソフトやユーザーサポートが無料で手に入る、そのコストパフォーマンスの良さが魅力です。導入にかかる最低費用は48,180円と非常にリーズナブル。
価格だけでなく、信頼性と多様性もスキャネットのマークシートの強みです。大学をはじめとする多くの教育機関で採用されており、テスト、アンケート、授業評価、進路調査など、様々な場面で活躍しています。
導入事例:高校での導入
なかなかセンター試験(現:大学入学共通テスト)の結果が思うように出なかったので、結果を出すにはやはり過去問をやらなくてはならないと考えました。
そして、センター試験はマークシートの試験ですからマークシートに慣れていないといけない。ということで、是非校内でマークシート形式の実践模試を行いたいと考えました。
聞くところによると、成績上位者の中ではマークシートを塗るだけの練習をする人もいるとか。それだけマークシートを塗ることに慣れるということは重要なことなのだと思います。
スキャネットシートの初期導入費用のお手軽さは、魅力的でした。ソフトがマークシートを何箱か購入すると無料になる点もよかったです。
引用元:スキャネット公式HP(https://www.scanet.jp/user_data/center_scanner_present.php)
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP(https://www.scanet.jp/)
会員登録をすると、会員ページの無料サンプル請求リストからマークシートの無料サンプルセットの申し込みが可能です。ストレスチェックやセンター試験対策、記述式テストの採点や出席管理など、マークシートの利用目的に合った用紙を選べます。
無料用紙のイメージ
画像引用元:スキャネット公式HP(https://www.scanet.jp/user_data/sample.php)
無料用紙(サンプルセット)の詳細
出席管理用紙
出席管理に役立つマークシートです。管理しやすい名刺サイズの用紙ほか、裏面が備考欄になっているA6サイズの用紙もあります。
職業性ストレス簡易調査用紙
厚生労働省が推奨している職業性ストレスチェック(最大57項目)の内容を集計できるマークシート。チェック項目の文章は日本語のほか、英語、中国語、ポルトガル語、タガログ語(フィリピン語)、ベトナム語にも対応しています。アンケートの集計がスムーズになるほか、必須事項(氏名や社員番号など)の記入漏れも防げるでしょう。
高校センター試験対策用紙
平成28年以降のセンター試験向けマークシートです。試験本番に向け、生徒たちをマークシートに慣れさせるのにもってこい。計5科目(国語・数学・社会・英語・理科)の模試に利用できます。
小テスト向け用紙
マーク式の問題と記述式の問題が混在するテストに利用できるA4サイズの用紙です。表面がマーク式、裏面が記述式になっています。読み取りソフトを使うことでマーク式の問題と記述式の問題の両方をデジタル採点可能。サンプルには、現在使用している答案用紙を印刷するだけでデジタル採点できるフリーフォーマットも含まれています。
定期テスト向け用紙
計100問(1問あたり10択)の答案に使える用紙です。広範囲から出題する定期テストや検定試験などに適しています。
アンケート用紙
生徒や保護者、社員に向けたアンケートに利用できる汎用性の高いアンケート用紙です。設問は自由に設定可能。サンプルセットにはマーク式の回答用紙のほか、記述欄がついている回答用紙も含まれています。
自由記述向け用紙
記述式の欄とマーク式の欄が約半々の用紙です。採点欄も記述問題とマーク式の問題とでわかれています。
ハンモック
引用元:ハンモック公式HP(https://www.hammock.jp/)
ハンモックのマークシート読み取りソフト・Remark Office OMRは、普通紙に印刷したマークシートを読み取ることができます。そのため、特殊な用紙に印刷されたマークシートや専用の読み取り機(OMR)を購入する必要はありません。用意するものは、ハンモックが提供しているソフトウェアとパソコン(Windows)、WordやExcel等のアプリケーション、自作したマークシートを印刷するプリンターとマークシートを読み取るスキャナ。用紙にかかるコストは、印刷代とコピー紙代くらいです。
無料用紙のイメージ
公式HPに掲載がありませんでした。
無料用紙の詳細
マーク欄のサイズ・コンテンツの間隔・データの保存形式に注意
マークシートを作成する際、ハンモックが推奨しているポイントを守ることで読み取り精度をキープできます。ファイルの保存形式は、TIFFが推奨されていました。解像度は200dpiがベスト。マーク欄のサイズは10~14ポイント(3.5~4.2mm)、テキストサイズはフォントサイズは12ポイント以上が望ましいそうです。小さすぎる、または大きすぎると読み取りエラーが起こる場合があります。マーク欄やテキスト、罫線の間隔は1cm以上離して作成しましょう。
用紙を読み取るソフトウェアは217,800円
自作したマークシート用紙を読み取るには、ハンモックが提供しているソフトウェア(Remark Office OMR)を購入する必要があります。ソフトウェア(バージョン9.0)の本体価格は217,800円。パソコン1台につき1ライセンスとなるため、複数のパソコンに導入する場合は追加ライセンスを別途購入する必要があります。もし、古いバージョンを所持している場合は、99,000~182,600円で新しいバージョンにアップデートすることが可能です。
また、インシデントパック3を購入すると、購入後のサポートを3回受けられます。
普段使用しているソフトがマークシート作成に使える
RemarkはExcelやWordなど、普段業務で使っているソフトでマークシートが作成できる点も魅力です。ただし、適切な設計で作成しなければ、読み取り制度は低くなります。
Remarkのマークシート設計は、マークの選定を10〜14ポイントの楕円で作成するのがポイントです。マークとテキスト、罫線の間隔は、1cm離すようにしましょう。同じような質問をグループ化し、マークの正しい塗りつぶし方も提示すると、読み取りミスや歪みが防げます。
複数ページや両面印刷タイプのマークシートも作成可能です。
無料版のマークシートソフト取り扱い会社
無料のマークシート用紙を取り扱っているところもあれば、無料のマークシートソフトを扱っているところもあります。ここでは、無料版のマークシートソフトを取り扱う一部の会社についてご紹介します。
スキャネット
スキャネットの無料版ソフトは、試験採点やアンケートの集計など基本的なマークシートソフトの機能を網羅しています。小テストや模擬テストの採点に十分役立つでしょう。
無料で利用できるソフトウェア一覧
らく点先生2 |
テストの採点・集計に役立つマークシートソフト |
カンマくん3 |
マークシート用紙のデータを読み取りエクセルに出力するアンケート用のソフト |
QA-Navi2無料版 |
データ集計や表・グラフの作成に特化した分析資料ソフト |
デジらく採点 |
記述式のテストを読み取り自動採点するソフト |
らく点マークくん3 |
国家試験にも対応しているマークシート採点・集計用ソフト |
スキャネット
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ハンモック
ハンモックは、製品版の機能を無料で利用できる「評価版」を提供しています。公式サイトの申込フォームにて必要事項を送信すると、ハンモックから評価版のライセンスキーが付与される流れ。ライセンスキーは入力した日から60日間有効です。期間内であれば、製品版の機能をお試し利用可能。ただし、マークシート読み取り結果を保存・印刷できない、ワードのクリップボード機能でデータをコピーできないなど、機能面の制限があります。
評価版(すぐに試せるサンプル)の概要
マークシート読み取り |
Remarkサンプルフォーム(マークシートのサンプルフォーマット)を利用してマークシートの読み取りを実施可能 |
読み取り結果の確認 |
Remarkサンプルフォームをスキャナで読み込み、データで確認可能 |
結果の統計(分析) |
読み取りデータから統計データを自動生成 |
採点レポートウィザード |
マークシートの項目ごとに配点・評価基準を設定可能 |
テンプレート作成 |
Remarkサンプルフォームをスキャナで読み取りテンプレート化可能
※保存は不可 |
ハンモック
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有料版と無料版の違いは?
それぞれのソフトの違いは、ずばり有料版のほうが「より正確なデータを算出できる」という点にあります。設問別の正解率や個人成績表の作成など、一人ひとりの詳細なデータを管理するなら、精度が高い有料版の使用がおすすめです。
無料版でも採点や大まかなデータ収集は可能なため、まずは無料版を試してみてから有料版への乗り変えを検討してみてもいいでしょう。
コストのかからない読み取り機について
コストを抑えるにはマークシートの読み取り機(スキャナ)選びも重要です。読み取り機選びのポイントを3つまとめているので参考にしてみてください。
1.データ保管料やバックアップ機能の導入コストはいくらか
マークシートの用紙やソフトを利用する場合、読み取ったデータを電子化して保存・管理することで印刷代や紙代などを大幅に削減できます。ここでコストを抑える大きなポイントとなるのが、データの保管料やバックアップ費用。読み取り機の取り扱い会社によって金額が大きく異なるため、事前に確認しておきましょう。
2.読み取れる文書が多いかどうか
本体価格の安さだけを見て購入した結果、読み取れる文書が限られていて本来の目的で使えなかったというケースがあります。とくに一見お得に見える複合機は読み取れる文書が限られている、または壊れやすいなどの傾向があるので注意しましょう。
3.読み取りスピードが速いかどうか
読み取り機(スキャナ)本体の価格が安くても、読み取り速度が遅いと業務効率化につながりません。読み取り速度が早いスキャナを導入すれば、作業を中断せずにスムーズな採点・集計が可能になります。
マークシート導入にかかるトータルコストを抑えるには?
マークシートを導入するうえで必要なものは、用紙・ソフト・スキャナの3点です。用紙が無料でもソフトが有料、あるいはソフトが無料でも用紙が有料ならトータルコストがかさみます。また、現在所有しているスキャナが対応している用紙・ソフトなのか確認することも重要です。
総合的にみてコストがかからない会社を調査して安く導入できるマークシートを紹介しているので、トータルコストを抑えたい方は参考にしてみてください。
マークシートを自分で用意するときの注意点
マークシートをとにかく安く用意したい!と考える方のなかには、自分でExcelやWordを活用してマークシートを作成する方もいるかもしれません。テンプレやサンプルを使用すれば、無料でマークシートを用意することができますが、マークシートを用意するときにはいくつか注意点もあります。
マークシートは採点やデータ集計を効率的に行える便利なものですが、それらを活かすためには、出題する問題や質問等の作成を工夫することが大切です。
マークシートを始めて導入する方、自分でマークシートを用意しようと考えている方に向けての注意点をご紹介します。
選択肢の長さは均一にする
選択肢によって文量(情報量)に差があると、回答者が公平な基準で選択肢の判断ができなくなります。文章が長くなって余計な情報が含まれてしまうと、回答者が意味を読み解くのに苦労してしまうこともあります。設問はシンプルで明確な内容で、各選択肢で均一された長さで用意するようにしましょう。
正解の選択肢の位置に配慮する
テストや試験などに使用するマークシートの場合、4~6つの選択肢のなかに1~2つの「正解」を設定することになります。このとき、正解の選択肢の位置が極端に偏らないようにすることが大切です。
「当てはまらないもの」を選ばせない
「当てはまらないものを選べ」といった形の問題は、回答者が誤読をしてしまう可能性が高まります。回答者が意図していない回答が集まってしまい、正確なデータ集計が行えなくなるリスクが高まります。混乱を生ませないためにも、質問の内容はもちろん、回答者にどう回答してもらいたいのかが明確な設問を行うようにしましょう。
記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
2023/5/8時点、Google検索で「マークシート 導入」と調べ、検索結果に表示された上位50社を選出。
【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。