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大学入学共通テスト(センター試験)

大学入学共通テストは、独立行政法人「大学入試センター」と各大学で共同で実施しているテストです。

この大学入試テストが2020年から大きく変更となりました。それに伴って大学入試対策を行っている高校や塾ではマークシートを導入したり、逆に廃棄を検討したりと、対策を切り替える場面に当たるでしょう。

ここでは、大学入試がどのように変わっていくのかという解説に合わせて、マークシート問題の作成や読み取りを行うサービスを導入すべきかどうかを考察してみました。

大学入試の変更点

センター試験から「大学入学共通テスト」という名称に変わりました。マークシート中心であることは変わりませんが、マークシートの出題はいままでと違った方法を導入しています。

令和 3 年度大学入学者選抜からは、これまでの大学入試センター試験に代わり、大学入学共通テストを実施することが大学入学共通テスト実施大綱(令和元年 6 月 4 日文部科学省高等教育局長通知 令和 2 年 1 月 2 9 日一部改正)により定められました。

引用元:大学入試センター「大学入学共通テストの役割」

これまでのマークシート問題は「これらの中から正解を選びなさい」と問われ、選択肢の内どれか一つが正解になる形式がほとんどでした。

しかし、これからは「当てはまるものをすべて選びなさい」と選択数が指定されていなかったり正解が2つ含まれていたりと、出題形式にも幅が生まれていきます。

マークシートの記述以外に、大きく変更があった「国語」「数学」「英語」についても紹介します。

国語

現代文は、「評論」・「小説」の出題形式から、「論理的な文章」・「論理的な文章と実用的な文章」へ変更となり、出題範囲が広くなりました。

古文・漢文は基本的にはセンター試験と変わりません。ただ、理解力と想像力を求められる出題傾向がみられています。解答時間は80分です。

数学

「数学Ⅰ」の試験時間が60分から70分へ変更となります。記述式ではないものの、マークシートを活用した思考力や判断力を重視した出題形式に代わり、試行調査で解答時間が足りないことがわかり、時間が10分長くなりました。これまでと大きく変わる点は、複数の資料を読み解いて、解答するものであったり、かなり時間がかかることがわかっています。身の回りのデータや資料を元に、より数学的な思考を駆使して解決をする力が見られています。

英語

元々導入を検討していた英検やTOEFLなど広く英語の実力を評価する民間資格の利用でしたが、見送りとなりました。

名称は「英語(筆記)」から「英語(リーディング)」へ変更となり、配点もリーディング100点、リスニング100点となります。出題内容でセンター試験から変わった点としては、複数の資料から情報を読み取り、会話を聞いて解答するような形式の問題もあります。これまでのように2回に分けてリスニングをする形式から、通常の会話を聞き取る形で、1回のみの問題も取り入れられています。

マークシートを導入するメリット

大学の入試方法は新しく切り替わりますが、切り替わった後もマークシート式は採用され続ける予定です。そのため、マークシート式での問題対策は行っていくべきと言えるでしょう。

出題形式や傾向が変わるため、対策をより強化する必要があります。マークシート対策をしっかり行うことで、より効率的に合格を狙えます。

記述式がなくなったため、マークシート式を徹底的に慣れさせる

記述式がなくなった分、マークシートで解答をする際の選択肢に思考力を問う問題が増えています。あてずっぽうに選ぶのではなく、必ず思考の伴った解答が求められるため、これまで以上にマークシートの解答の精度が求められます。

採点ミスの防止・業務の効率化につながる

誤字脱字や数字の単位など、ちょっとした記述ミスを一つひとつ採点するのは大変です。採点に時間がとられると、それだけ生徒のサポートや課題分析に時間を割けなくなってしまいます。

マークシート用紙や読み取り機、ソフトなどを導入すれば、マークシートを自動で採点してくれるので、生徒をサポートする時間を増やせるでしょう。採点のミスを防ぐためにも専用の機械に任せたほうが効率的だと言えます。

以上のメリットを踏まえ、マークシート導入を検討してみてはいかがでしょうか?

下記ページでおすすめのマークシート会社を紹介していますので導入ご検討の際のご参考にしてください。

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参照元:スキャネット「スキャナで読めるマークシート対応ソフトウェア『らく点マークくんLite』、Z会と河合塾の共通テスト模試問題集と連携し提供開始」

新しくなった共通テストに対応している模試用のマークシート。スキャネットでは新規導入される高等学校向けにスキャナプレゼントのキャンペーンを行っています。(2023年1月31日時点)

記述式問題導入見送りについて

2019年12月14日に文部科学省は、2021年1月に実施される大学入学共通テストにおいて、国語と数学の記述式問題の導入が見送られることが発表されました。この決定についてはさまざまな意見が飛び交っています。

記述式問題導入見送りの経緯

記述式問題の解答例は多岐に渡ります。一人ひとり解釈や使用する言葉も異なり、採点基準が想定していない解答が出されることも充分に考えられるでしょう。大学入学共通テストでは50万人もの受験生が試験を受けるため、採点期間が約20日間と短い大学入学共通テストにとってはそれが最大の問題とされていました。

それに対して、大学入学センターから採点する業務を任されたベネッセグループの企業は、1万人体制で採点にあたる方針だったようです。しかし、適切な判断をできる採点者を確保できるのか、正解・不正解の境界線を明確に定められるのかという問題から不安視されていました。

記述式とマーク式問題の違い

記述式問題は受験生自身での自己採点が難しいということが、マーク式問題との大きな違いです。特に国語の記述式問題は、解答を読んで自分の答えた内容と合っていたのかを判断するのに一定の読解力が必要となります。国立大学を目指している受験生は、自己採点の結果によって出願先を決めるのが通常の流れです。自分が何点取れているのか把握しにくいという問題から、出願先を決めにくくなるのではということが懸念されていました。

これらの経緯から記述式問題を導入することによって、混乱を招く可能性があるとの意見があり、今回の導入見送りという決定に至ったとされています。実際の採点者が実施数ヶ月前まで確定していないことも、理由として挙げられました。

記述式問題導入見送りで変更になった点

今回の変更において「解答のしかた」については変更がありますが、「出題のしかた」についての変更は見られませんでした。国語の問題作成方針においては、

などを求めるとされていたのが、目的や場面などに応じて文章を書いたりする力などを求めるとなっています。記述式の解答を求めてはいないが、間接的に記述力を問うと予告されていました。

記述式問題導入見送りで変更にならなかった点

大学入試共通テストは、大学への入学志願者を対象に、高等学校の段階における基礎的な学習の達成の程度を判定して大学教育を受けるために必要な能力を把握することを目的としているものです。

試される知識や思考力

大学入学共通問題作成方針において、大学入試共通テストは高等学校教育の成果として身につけた大学教育の基礎力となる知識・技能や思考力、判断力、表現力を問う問題を作成・出題すると記載されています。

知識、技能だけでなく思考力、判断力、表現力も問われる問題が出題されるはずです。試行調査問題では、多くの科目で生徒同士や生徒と教員が会話するような問題が出題されました。数学Ⅰの試行調査問題では、社会生活や日常生活の中から問題を見つけ出し、解決方法を構想する場面の問題が出題されています。

また、政治や経済の試行調査問題では、多くの資料や統計データを用いて考察するような問題も出題されています。

大学入学共通テストの作問方針を見てみると記述式問題導入見送りの影響はなく、これまでに養ってきた知識を活用したり、思考したりして解答するテストであるといえるでしょう。

これまでのセンター試験とは違う対策が必要

解答の方法は大学入試センター試験と同じく、全科目・全問題がマークシート式となっているので大学入試センター試験と大学入学共通テストはあまり違いがないように思われるかもしれません。ただし、問題の問われ方は大学入試センター試験と大学入学共通テストでは同じではないことが見て取れます。

記述式問題導入が見送りになったとはいえ、これまでの大学入試センター試験と同じ対策をしているだけでは対策は十分ではないといえるでしょう。

記述式問題導入の目的

記述式問題導入が検討されたのは、社会的な変化により大学入試改革の必要性が謳われていたからです。将来を見通すことが困難になっている現代では、高校生の子が社会に出る頃には社会が大きく変わっている可能性が高いといわれています。そんな社会に適応できる人材を育成するためには、社会に対応した大学入試試験へと改革をする必要があるのです。

大学入学共通テストは、大学に入学を志願する者の高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定することを主たる目的とするものであり、各大学が、それぞれの判断と創意工夫に基づき適切に用いることにより、大学教育を受けるにふさわしい能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定することに資するものです。

引用元:大学入試センター「大学入学共通テストの仕組み・運営」

これまでの大学入試センター試験では「知識」と「技能」が重要視されていました。今では大学入試改革では「思考力」「判断力」「表現力」が必要であるとされています。

近年は科学技術が発展しており、10年〜20年後には日本の労働人口の約49%が人工知能やロボットなどで代替可能になるといわれています。このような変化の激しい現代社会において、活躍できる資質・能力を備えた子どもの育成が必要です。

現代社会ではグローバル化も進んでいます。海外で働く人や海外から日本に来て働く人が増え、英語でコミニュケーションを取らなくてはならない場面も急増しました。そのため社会の中ではリスニングやリーディングなどの限定的な能力だけでなく、コミニュケーションが取れる程度の英語力が必要とされています。

このような背景から、文部科学省は大学入試改革として記述式問題の導入が必要だろうと考え、検討されてきました。

大学独自の入試改革で補助金が増える制度が始まる方針

大学入学共通テストでは「記述式の設問」を充実させることやTOEICやTOEFLなどの「英語民間試験」の導入が見送られることになり、文部科学省が2021年7月に提言したのが「個別入試の改革を進める大学に対して運営費交付金の増額する」というものです。

共通テストでは採点ミスの懸念があり、実現が難しいとされる記述式の設問を個別入試というかたちで設けるなど、大学入学者選抜を進める上では、自らの考えを「論理的・創造的に形成する思考や判断の能力」「思考・判断した過程や結果を的確に、効果的に表現する能力」などを問う試験の作成が望まれています。

この補助金制度が始まれば、大学独自の個別入試においては、記述式を含めたマークシートを作成する際の費用も運営費に含まれるとして、補助金の増額が見込めるでしょう。

大学のマークシート導入事例を見る方はこちら

参照元:[PDF]文部科学省「大学入試のあり方に関する検討会議 提言(令和3年7月8日)」
https://www.mext.go.jp/content/20210707-mxt_daigakuc02-000016687_13.pdf

大学入試センター試験の廃止

大学入試改革の最大の変更点は、大学入試センター試験が廃止され、大学入学共通テストが導入された点です。試験が変わることによって過去問題数が少なくなるため、受験生が抱える不安も大きくなります。

とはいえ、センター試験と比べても各教科の出題範囲数は基本的には変わりません。試験内容の変更点としては、実際の社会で目にするような契約書などの文書を読み解く問題が増える点です。長い文章で書かれた文書の中から適切な情報を理解し、問題を解いていく能力が求められます。

マークシート式による大学入試の問題点

マークシート式問題は、人から与えられた選択肢の中から、一つひとつ重箱の隅をつつくように間違いを探し、消去法で正解を選ぶという試験です。そのためマークシート式試験の勉強ばかりをしていると、ミスや欠点を見つけるのは速くなります。記入が一段ズレると0点になってしまうことから、正確性も必須です。

これまでの工業社会においては、機械が製造を行い、製品の欠陥を見つけ出していたのは人間で、まさにマークシート式問題で養われるような能力が必要とされていました。しかし科学技術が発展し、ロボットやAIが普及している現代社会では欠陥を見つけたり、正確性が必要となったりするような仕事はAIに取って代わられてしまうのです。

そのような背景から、新しい学習指導要領や大学入試改革はAIにはできない、人間にしかできない能力をいかに身につけさせるかを重要視しています。

記述式についての現状

学習指導要領にも「言語活動の充実」が掲げられ、「書くこと」「読むこと」が重要視されていました。その一方で、大学受験を前にした多くの高校の現場では、記述・論述に力が入れられていないのが現状としてあります。その中でも東大や京大、一橋大など国立のトップ校の二次試験や慶應大の入試では、以前から記述式を導入していました。

大学を狙う受験生はマークシート式問題を解いていく勉強だけでなく、思考力や判断力、表現力などを養う勉強を熱心にしています。しかし、これまで国立大の約半分と慶應大以外の私大はマークシート試験のみだったのです。

今後大学受験生に必要な学習

大学入学共通テストでは、身につけた知識や技術を元に思考力・判断力・表現力を用いた解答が求められます。それを実践するには出題範囲の知識をしっかりとインプットできるか、本番を想定してアウトプットする経験をどれだけ積めるかが重要になってくるでしょう。

例え習ったことのない範囲の出題であったとしても、これまで身につけた知識で思考し、判断し、表現して解答していくような学習が必要になります。

採点ミス防止策としてマークシートが導入されている

採点ミスは、単なるミスにとどまりません。信頼にも影響を及ぼします。採点ミスが起きてしまうと、受験生たちからの不信感だけではなく、その後の受験生たちへの影響も発生してしまうでしょう。ミスが起きるとなれば、それまでの勉強により積み重ねてきた努力が、不可抗力で無駄になってしまう可能性があることを意味します。

受験生たちから「あそこは採点ミスがあるから受験にリスクがある」といったイメージを持たれてしまうこともあり得ます。

採点ミス1つで受験生の人生を左右することもあるため、大学入学共通テストのような大規模な入試では、機械的に採点できるマークシート導入は避けて通れないのです。

以上のように、大学入学共通テストのような大規模な入試においてはマークシート導入が望ましいでしょう。

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下記ページでおすすめの会社を紹介していますので導入の際のご参考にしてください。

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教育ソフトウェア_キャプチャ画像

引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)

集計/採点用ソフトの費用
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読み取り機の種類
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