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カンマくん3
カンマくん3は、マークシート業界大手のスキャネットが提供する無料ソフト。誰でも簡単に操作ができるので、導入ハードルも低く人気のサービスです
ソフトの料金
ソフトの特徴
シンプル操作で簡単に利用可能
カンマくん3は、アンケートの読み取りをシンプルに行えます。考えられた使いやすい仕様が特徴。グラフ出力こそできないものの、集計した結果はExcelファイルやCSVファイルで出力可能です。集計もクリック操作で簡単に行なえます。必要に応じて、ソフトを使い分ける必要はあるでしょう。
他の機能として、同じ型番のシートなら別々に読み取った後にデータの結合ができ、学年・クラスやその他属性などで分けて読み取り、一括でまとめられます。シートの読み取りデータは保存できるので、追加読み取りやエラーの確認・修正がいつでも可能です。
シートを読み込みながらリアルタイムに集計も可能なので、作業しながら途中経過を把握できます。出力結果は一目で確認でき、手間がかかりません。
ソフトの使い方
読み取りをする
【新規読み取り】をクリックして、タイトル(読み取りデータ名)にアンケートタイトルを入力します。タイトルを入力しない場合は、自動でタイムスタンプが入力されます。便利な機能ですが、今後ソフトウェア上でタイトル変更ができなくなる点に注意が必要です。
タイトル入力後は使用するシートの型番を選択します。直接入力でも可能ですし、出てくる一覧の中から選択も可能です。選択後に【選択したシートを使用】をクリックすると、シート型番を複数選択する事ができるようになります。
型番を選んだら下にある枠に表示をさせ、【読み取り画面へ】をクリックします。直接入力した場合であっても同じ操作を行ない、型番を表示させなくてはなりません。
スキャンをする
スキャンをする際は、スキャナにシートをセットして行います。処理をしている件数と正常読み取りの件数が増えていくので、エラーが起これば一目でわかります。スキャンが完了したら、読み取り停止をクリックして終了です。
スキャンの効率化をするなら、監視フォルダを作成します。スキャナーで読み取った画像が監視フォルダに入れば、処理の表示がでるので「処理を続行」でスピーディーな読み取りが可能です。複合機やスキャナの設定を行ない、読み取ったシート画像の保存先を監視フォルダに設定しておくとスムーズにチェックできます。シートの読み取りが完了したら、「閉じる」をクリックして終了させます。
データの修正が必要なとき
データを修正したい場合はデータ確認修正画面から、<エラー条件マーク欄設定>をクリックします。「エラー条件設定」が表示されたら、空欄エラー・読み取りモードの設定を確認して選択していきます。設定後は詳細設定のクリックを忘れずにしましょう。
詳細設定画面では、設問数の設定・使用する選択肢数の設定など、読み取りデータに関する詳細な設定が可能です。シート読み取り後の確認修正画面でセルの色が変化しているものは、エラー処理されているものとなります。色のついたセルをダブルクリックして、画像を見ながら修正してください。
「エラー確認」をクリックすると、エラーとなっている箇所のデータ修正画面が表示されます。エラーがある場合に自動で表示する機能があり、一度にエラーを修正したい時に便利です。他にも「空欄まとめて確認」など、空欄をエラーとする設定をしている場合は空欄箇所の画像が一覧で抽出可能。画像をダブルクリックすれば、データ修正画面が表示されます。確認修正が完了したら、「保存ボタン」をクリックして終了です。
出力
画面左下の「ファイル出力」をクリックするとエクセルやCSVで出力できます。出力時にマーク内容を管理しやすい単語に変換する「パターン」を作成する機能も便利です。一度パターンを作成すると、別の読み取り時にも再び利用することができます。パターンを作成したら、「OK」をクリックしてください。出力設定の変換パターン一覧に、作成したパターンの名称が表示できます。利用したいパターン名を選択して、プルダウンから設問を選んで適用しましょう。「OK」をクリックしたら、「ファイル出力」をしてください。
カンマくん3の操作イメージ
引用元:https://www.scanet.jp/wp/?p=2671
導入事例
導入事例は見つかりませんでした。
カンマくん3のよくある質問
カンマくん2との違いは何ですか?
カンマくん3とカンマくん2は、主に次の点で異なります。
- カンマくん3…グラフ出力不可/デジタルマーク読み取り対応/ストレスチェックシート読み取り可能
- マンマくん2…グラフ出力可/デジタルマーク読み取り非対応/ストレスチェックシート読み取り不可
なお2021年9月時点で、カンマくん2の提供は終了しています。
番号欄・年クラス番号欄のスキャネットシートを読み取ると桁数がエラーになるのですが、どのように対処すれば良いですか?
「エラー条件・マーク欄設定」で桁数を設定すれば、エラーが解消されます。
カンマくん3では、番号欄・年クラス番号欄のあるシートを使用すると、どうしても桁数エラーが表示されます。手動での対応で手間をおかけしますが、仕様上の問題なのでご了承ください。
グラフや表を出力することはできますか?
できません。
カンマくん3は、「どこに何をマークしたか?」という一覧を出力するソフトになります。グラフや表の出力には対応していませんので、ご了承ください。
なお、グラフの出力を希望する場合には、QA-Navi2無料版をご利用ください。
カンマくん3の動作環境
カンマくん3の動作環境は以下の通りです。
OS |
Microsoft Windows8.1/Windows10 ※MacOSに関しましては、現在対応の予定はありません。(2022年2月時点) |
表示画面 |
1024×768以上推奨 |
メモリ |
2GB以上 |
ストレージ |
必須空き容量300MB以上 ※データ領域は別途必要です。 |
マークシートのソフトや読み取り機を導入するなら
カンマくん3以外にも本サイトではマークシートのソフト・読み取り機の会社を紹介しています。
各社導入の費用対効果を深掘りし、マークシートを導入するにあたってかかる料金が安くておすすめなマークシート会社をピックアップしました。読み取り機やソフトにコストをかけずに、マークシートを作成できる業者もご紹介。
教育機関や企業関係の方はぜひご参考ください。
記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
2023/5/8時点、Google検索で「マークシート 導入」と調べ、検索結果に表示された上位50社を選出。
【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。