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マークシートを導入するのに必要なものの注文方法は?
アンケートやテスト問題の作成などでマークシートを注文することになりますが、マークシートの注文方法はご存知でしょうか?
マークシートを導入する場合に必要なのは、
- マークシート用紙
- 読み取り機器(スキャナやOMRなど)
- 読み取りソフト
の3つです。マークシート用紙だけを注文すればいいケースもあります。すでに職場や学校にスキャナが設置されており、無料ソフトウェアを提供してくれる会社のマークシートを依頼した場合です。低コストでマークシートを導入できますよ。
マークシートを注文したい!そもそも導入には何が必要?
マークシート用紙
マークシート用紙は、汎用品から適したものを選ぶか、オリジナルのものを発注するか、普段使用しているプリント用紙に印刷して使用するか、という3つのパターンがあります。このうち、どれを選ぶかの基準は「読み取り機器やソフトにどれを用いるか」になってくるのです。
OMRであれば、専用の用紙でないといけないため、プリント用紙に印刷して用意する方法は選択できません。しかし、スキャナは、OMRに比べると少し精度は落ちるものの、どのパターンの用紙も適切なソフトであれば対応できます。マークシートを実施する目的に応じて、読み取り機器やソフトを選びましょう。
読み取り機器
マークシートの読み取りには、専用機器であるOMRを用いる方法と、スキャナや複合機を用いる方法があります。OMRは、読み取り専用機器というだけあって、読み取り精度の高さは99.99%と言われています。しかし、そのぶんコストは高めで、マークシート用紙も専用のものを使用しなければなりません。
一方、スキャナや複合機などをマークシートの読み取り機として使用する場合は、ソフトとの相性が重要になります。適切なソフトさえ選べれば、既存の機器を利用できるため、コストを抑えることができるのです。また、提供されているソフトの中には、一般的なプリント用紙で印刷したマークシートを読み取れるものもあるとのこと。
ソフト
OMRやスキャナは、マークシートを単体で読み込むことはできません。所定のマークシートを読み込ませるためのソフトウェアが必要になります。ソフトウェアは通常、OMRやスキャナ、マークシート専用用紙を求めるときに付属品として購入します。どこが作成したかわからないような無料フリーソフトをダウンロードするのは、セキュリティの観点から、オススメできません。
会社によって、ソフトの精度や信頼性は異なりますので、導入先の実績をチェックしてみてください。
読み取り機器がいらないマークシートもある
マークシートの中には、専用機器に通さなくても読み取ることができるマークシートがあります。「スキャナで読み取れるマークシート」がそうです。スキャナで読み取れるマークシートとは、スキャナの読み取りに対応しているマークシートのこと。スキャナで読み取れる以外にどんな特徴を持つのでしょうか?
用紙の注文だけで済むスキャナ対応マークシートって?
スキャナ対応のマークシートは、JPEG・カラーに対応したスキャナや複合機を持っていれば、専用の読み取り機を購入する必要がありません。専用の読み取り機を導入するよりも、コストを大幅に減らすことができます。スキャナを購入する場合は、5万円くらいの小型スキャナでOK。一度に数百枚の読み取りができます。
読み取りに専用のソフトが必要な場合があるので、購入前によく確認してください。読み取りソフトには、有料版・無料版があります。有料版の多くが20~30万円ほどかかり、専用の読み取り機の購入とコストが変わらない可能性も。
費用を安く抑えたい方は、無料版を利用するといいでしょう。無料版ではアンケートの集計やテストの採点ができ、結果をエクセルやCSV、パワーポイントに出力できます。
ソフトの中には記述式の答案用紙に対応でき、分析資料として表やグラフを作成できるものも。用途に合わせて無料版・有料版を選ぶといいでしょう。
スキャナ対応マークシートの種類とその注文方法は?
読み取り機器がいらないマークシートなら、スキャナや複合機を持っていれば専用の読み取り機を購入する必要はありませんので、これから導入を検討している法人でも、始めやすいといえます。そこでここでは、スキャナ対応のマークシートを取り扱っているいくつかの会社の注文方法についてまとめてみました。
スキャネット
特徴 |
スキャナ対応のマークシートを販売している会社です。既製品だけで200種類以上あり、用途やサイズ、選択肢の違うものが幅広く揃っています。 |
注文方法 |
ネットかFAXで注文可能です。まずは、欲しいマークシートを商品検索で探しましょう。カートに入れるか注文書に記載して発注します。 |
特典や無料サンプル |
無料サンプルとして、指定した型番のマークシートを5枚ずつ利用できます。公式サイトでは、用途に合わせてセットされているマークシートセットを選ぶことも可能です。 |
公式HP |
https://www.scanet.jp/ |
マグノリア
特徴 |
マークシートそのものではなく、スキャナ読み取りに対応している処理ソフト「マークシート読取君4」を販売している会社です。用意されているWord形式のテンプレートを使ってテストやアンケートを作成できます。 |
注文方法 |
Amazonでパッケージ版、楽天やヨドバシッドコム、ベクターPCショップなどのサイトでダウンロード版を購入できます。 |
特典や無料サンプル |
マークシート読取君4の無料お試し版を15日間ダウンロードできます。 |
公式HP |
http://www.magnolia.co.jp/ |
ハンモック
特徴 |
マークシートの用紙作成や読み取りを行うソフト「Remark Office OMR」を販売している会社です。マークシートは、一般的なプリント用紙にプリントできます。 |
注文方法 |
2つのソフトウェア販売会社やハンモック公式サイトにあるオンライン購入申込ページ、FAXから製品の購入が可能です。製品版・バージョンアップ版・評価版に分かれています。 |
特典や無料サンプル |
無料サンプルとして評価版をダウンロードすると、エクセルのマークシートフォームが利用できます。評価版ではマークシートの読み取りやテンプレートの作成、結果の分析などが可能です。 |
公式HP |
https://www.hammock.jp/ |
マークシートの無料版ってあるの?
無料のマークシートがあるのをご存じでしょうか?企業によっては無料でマークシートを提供してくれているところもあります。
下記ページでは無料版のマークシート用紙・ソフトを取り扱っている会社を調査しました。有料版マークシート用紙・ソフトと無料版の違い、コスパの良いマークシート読み取り機(スキャナ)に関する情報などもまとめています。
無料版マークシートに興味がある方は参考にしてみてください。
記述式にも対応できる
おすすめのマークシート会社2選
スキャネット
引用元:スキャネット公式HP
(http://www.scanet.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 無料ソフトあり※有料ソフト99,000円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- スキャナ44,000円~
- 導入にかかる最低費用
- 48,180円
教育ソフトウェア
引用元:教育ソフトウェア公式HP
(http://www.kyoikusw.co.jp/)
- 集計/採点用ソフトの費用
- 107,800円~
- 取り扱っている
読み取り機の種類
- OMR※費用は要問合せ
- 導入にかかる最低費用
- 622,600円
【調査対象】
2023/5/8時点、Google検索で「マークシート 導入」と調べ、検索結果に表示された上位50社を選出。
【選定基準】
その中でマークシート、集計/採点用ソフト、読み取り機の金額が明記されている2社をピックアップ。